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初のグランドスラム決勝に臨む青山修子/柴原瑛菜。「チャンスを2人でものにしたい」と意気込み<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.01.28

第2シードを破って決勝に駒を進めた青山/柴原。初優勝を懸けて第1シードに臨む心境を語った。試合写真:AP/アフロ

 いよいよ終盤を迎えているテニス四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)。女子ダブルスでは第10シードの青山修子/柴原瑛菜組が準決勝で第2シードのココ・ガウフ/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-2、7-6(7)で破り、初めてグランドスラムの決勝に進出した。

 決勝では第1シードのバルボラ・クレイチコワ/カテリナ・シニアコワ(チェコ)と対戦する。悲願のGS初優勝に向けて、どのような戦いを見せてくれるのか? 決勝を前に青山、柴原の2人がWOWOWのインタビューに答えた。

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Q:決勝進出を決めた今の気持ちは?

柴原:やっとグランドスラムの決勝に行けてうれしいです。最初から最後まで良いプレーを出し続けたいと思うので、(決勝は)楽しみにしています。

青山:うれしい気持ちでいっぱいです。今まで2回準決勝には進みましたが、決勝は初めての舞台で勝った瞬間はうれしかったです。やっと決勝で戦える気持ちでいっぱいです。

Q:今日の試合(準決勝)を振り返って。

青山:2人ともリターンが良い形で通っていましたし、今までのように自分たちの前でプレッシャーをかけていくプレーが出だしではまってリードできたので、相手も嫌だったと思います。最後まで2人で戦い続けられたので、2セットで勝ち切ったのはすごく自分たちの自信になります。それを次につなげていきたいです。
 
Q:第2セット、先にブレークされたことについて。

青山:自分のサービスポイントで少し引いたわけではないけど、ちょっと丁寧に行き過ぎたところがありました。でも、彼女が踏ん張ってしっかりラリーしてくれて、良い雰囲気で戦っているのを隣で感じていたので、それについていこうと思って前で自分らしく戦えました。本当に2人で戦ってもぎ取った勝利だと思います。

Q:うまくいったポイントは?

柴原:出だしが良かったので、セカンドセットはブレークされて相手にリードされましたが、第1セットのようにいつでもブレークできる気持ちでやっていたら、すぐにブレークバックできました。第2セットは相手への応援が多かったのですが、その中で2人が強い気持ちを持ちながらプレーできました。

Q:決勝の相手であるクレイチコワ/シニアコワの印象?

柴原:このペアは前からずっとやってみたいペアでした。(相手は強いが)私と青さんだったらもっといいダブルスのプレーができると思うので、それを信じて優勝したいと思います。

青山:向こうは優勝し慣れているし、優勝する気持ちが強いペアだと思うので、私たちもそれに負けずに決勝で戦えるチャンスを2人でものにできるように頑張っていきたいと思います。日本の皆さんにもパワーを送っていただいて、その力を借りて勝ちたいと思います。

構成●スマッシュ編集部
インタビュー提供●WOWOW

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