男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten 2023」ワールドグループ(WG)1プレーオフの日本対ポーランド戦が、2月4日に兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで開幕。勝てば9月のWG1(24年ファイナルズ予選出場を懸けた試合)に進出、敗れるとWG2に回るという、重要な戦いの火ぶたが切られた。
試合は2日間にわたり、4日にシングルス2試合(両国のNo.1対No.2)、5日にダブルス1試合とシングルス2試合(No.1同士、No.2同士)を行ない、3勝した方が勝ちとなる。添田豪新監督が初采配を振るった日本は、エース西岡良仁(世界ランク33位)、No.2のダニエル太郎(108位)が連勝し、最高のスタートを切った。
ポーランドはランク上位のフベルト・フルカチュ(10位)を疲労で、カミール・マイフシャク(104位)をドーピング違反で欠く苦しい布陣。第1試合は西岡がダニエル・ミハルスキ(273位)と対戦し、6-3、6-2で快勝した。
ランキングで劣るミハルスキは、捨て身でフラット系のストロークを叩き込んできた。しかし西岡は動じず、それをしっかり受け止めながら、ボールをコーナーに散らしたり、逆を突く配球で相手の体勢を崩す。そして打てるボールは確実に強打してウイナーを奪う横綱相撲。
「(今シーズン)プレーした相手は2ケタがほとんどで、自分の中の基礎的なレベルがだいぶ上がり、自信を持てるようになった。自分が変なことをせずいつも通りプレーすれば問題ない」と冷静に分析した西岡。立ち上がりは相手のサービスにタイミングが合わず、少し下がってリターンし、ラリーに持ち込んだのも、全て西岡の意図した作戦だった。
そうして第1セットをワンブレーク差で奪うと、第2セットはギアを上げて相手を突き放す。ミハルスキの低弾道の強打に対し、もっと低くて高速のバックハンドをネットすれすれに打ち込み続け、スピード勝負でも西岡が圧倒。2ブレークを奪って6-2とし、わずか72分で日本に1勝目をもたらした。
「しっかりゲームメイクできた」と語る西岡。ランキングを上げ、力を付けたのは間違いないが、無理せずに確実に勝つ選択をしたところに、西岡のクレバーさがよく表れていた。
試合は2日間にわたり、4日にシングルス2試合(両国のNo.1対No.2)、5日にダブルス1試合とシングルス2試合(No.1同士、No.2同士)を行ない、3勝した方が勝ちとなる。添田豪新監督が初采配を振るった日本は、エース西岡良仁(世界ランク33位)、No.2のダニエル太郎(108位)が連勝し、最高のスタートを切った。
ポーランドはランク上位のフベルト・フルカチュ(10位)を疲労で、カミール・マイフシャク(104位)をドーピング違反で欠く苦しい布陣。第1試合は西岡がダニエル・ミハルスキ(273位)と対戦し、6-3、6-2で快勝した。
ランキングで劣るミハルスキは、捨て身でフラット系のストロークを叩き込んできた。しかし西岡は動じず、それをしっかり受け止めながら、ボールをコーナーに散らしたり、逆を突く配球で相手の体勢を崩す。そして打てるボールは確実に強打してウイナーを奪う横綱相撲。
「(今シーズン)プレーした相手は2ケタがほとんどで、自分の中の基礎的なレベルがだいぶ上がり、自信を持てるようになった。自分が変なことをせずいつも通りプレーすれば問題ない」と冷静に分析した西岡。立ち上がりは相手のサービスにタイミングが合わず、少し下がってリターンし、ラリーに持ち込んだのも、全て西岡の意図した作戦だった。
そうして第1セットをワンブレーク差で奪うと、第2セットはギアを上げて相手を突き放す。ミハルスキの低弾道の強打に対し、もっと低くて高速のバックハンドをネットすれすれに打ち込み続け、スピード勝負でも西岡が圧倒。2ブレークを奪って6-2とし、わずか72分で日本に1勝目をもたらした。
「しっかりゲームメイクできた」と語る西岡。ランキングを上げ、力を付けたのは間違いないが、無理せずに確実に勝つ選択をしたところに、西岡のクレバーさがよく表れていた。