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海外テニス

全豪欠場のアルカラスがテレビ観戦した感想を語る「ジョコビッチが1位を奪うのを見るのはつらかった」と本音も<SMASH>

中村光佑

2023.02.15

ケガで全豪オープンを欠場し1位から陥落したアルカラス(左)。「本当にレベルが高い」と優勝のジョコビッチ(右)を称えつつも、つらさも口にした。(C)Getty Images

ケガで全豪オープンを欠場し1位から陥落したアルカラス(左)。「本当にレベルが高い」と優勝のジョコビッチ(右)を称えつつも、つらさも口にした。(C)Getty Images

 現在開催中の男子テニスツアー「アルゼンチン・オープン」(2月13日~19日/アルゼンチン・ブエノスアイレス/クレーコート/ATP250)で約3か月ぶりに復帰する前世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン/現2位/19歳)が大会開幕前の記者会見に出席。先月行なわれた年内最初のテニス四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の欠場を余儀なくされたことに言及し、当時の心境を語った。

 昨年9月の全米オープンで悲願のグランドスラム初優勝を果たし、男子テニス史上最年少での世界1位を記録したアルカラス。昨年末のランキングではキャリア初の年間1位も達成し、19歳にしてすでに数々の輝かしい功績を残している。

 とはいえ全米優勝以降は出場したトーナメントで早期敗退が目立ち、昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(ATP1000)では準々決勝で同年齢のホルガー・ルネ(デンマーク/現9位)と対戦した際に腹部を負傷。そのため出場権を獲得していたシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」を欠場した。さらにはオフ期間の練習中に右脚を痛め、年明けから始まったオーストラリアシーズンも全豪を含め全ての大会でプレーすることができなかった。

 これにより全豪で大会10度目の優勝と男子テニス史上最多タイのグランドスラム22勝目を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)に世界1位の座を明け渡したアルカラスだが、今回の会見では「遅かれ早かれ僕が1位でなくなるのは明らかだったし、ずっとその位置をキープするのは難しいと思っていた」と謙虚にコメント。
 
 その一方でメルボルンの舞台に立てなかったことについては「タフな出来事だった。僕にとっては、ポイントを獲得できる重要な大会だったし、明らかに優勝を狙える大会だったからね」と述べ、無念の思いを抱きながらテレビで観戦していたという。

 続けて全豪で優勝トロフィーを掲げたジョコビッチを「本当にレベルが高く、彼に勝つのはとても難しいことだろうと思っていた」と手放しに称賛しつつ、「彼が僕からナンバー1の座を奪うのを見るのはつらかった」と本音も口にした。

 幾多の試練を乗り越え、ようやくカムバックを果たす19歳のヤングスターは、最後に「自分が今望んでいること」を以下のように語った。

「今の目標は、できるだけ早く1位の座を取り戻すこと。ただ長い間試合に出ていないから、まずはコートに戻りたい」

 なおアルカラスは今回のアルゼンチン・オープンに第1シードで出場するため1回戦は免除。初戦となる2回戦では世界57位のラスロ・ジェレ(セルビア)と対戦する。待望の復帰戦でどんなプレーを見せてくれるのか、ファンからも注目が集まっている。

文●中村光佑

【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録
 

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