海外テニス

ヒザを故障したゴファンが「数週間はコートから離れる」と表明。クレーシーズンでの復帰を目指す<SMASH>

中村光佑

2023.03.01

元世界7位のゴファンがヒザの故障でツアーを離脱。状態が心配される。(C)Getty Images

 現地2月28日、男子テニス元世界ランク7位のダビド・ゴファン(ベルギー/現40位)が自身の公式インスタグラム(@david__goffin)を更新。ヒザのケガを理由に4月から始まるクレーシーズンまでツアーを離れる意向を表明した。

 今季初戦となった1月の「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/ハードコート/ATP250)でベスト8に進出し、幸先の良いスタートを切った32歳のゴファン。ところがその翌週に行なわれたテニス四大大会「全豪オープン」は突然の体調不良で欠場。

 それでも全豪期間中にワイルドカード(主催者推薦)で参戦した母国開催のチャレンジャー大会「BWオープン」(ベルギー・オティニー-ルヴァン-ラ-ヌーヴ/インドアハードコート)では失セット数をわずか1に抑えての優勝を飾っていた。

 だが徐々に調子を取り戻すかと思われた中で出場した2月初旬の「ABNアムロ・オープン」(オランダ・ロッテルダム/インドアハードコート/ATP500)で初戦敗退。先週行なわれた「オープン13」(2月20日~26日/フランス・マルセイユ/インドアハードコート/ATP250)では1回戦を突破するも、マイケル・イーマー(スウェーデン/現59位)との2回戦は左ヒザの負傷により試合開始直前での棄権を余儀なくされた。
 
 再び世界のトップに駆け上がる意欲を見せてはいるものの、なかなか思うようにいかないもどかしい時期が続いている。

 このほど更新したインスタグラムでゴファンは改めてヒザの負傷を報告するとともに、数週間の戦線離脱を発表。最後にはクレーシーズンでのツアー復帰に向けた意気込みを綴った。

「残念ながらヒザの故障のため、数週間はコートから離れることになりそうです。クレーコートでは1日でも早くベストな状態で復帰できるよう頑張ります」

 錦織圭(元世界4位)と親交が深いことで知られ、日本のファンからも高い人気を誇るゴファン。すでにベテランの域に達しているだけに、無理せず治療に専念してもらいたい。

文●中村光佑

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