海外テニス

BNPパリバOP、青山修子/柴原瑛菜は第1シードに敗退。加藤未唯ペアも敗れ、日本勢の決勝進出はならず…<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.03.18

準決勝で第1シードに敗れた青山/柴原。全豪オープンの雪辱はかなわなかった。(C)Getty Images

 現在開催中の女子テニスツアーWTA1000大会「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)は現地3月17日に女子ダブルス準決勝が行なわれ、センターコートの第1試合に青山修子/柴原瑛菜が、第2試合に加藤未唯/アルディラ・スチアディ(インドネシア)が登場。しかし両ペアともストレートで敗れ、日本勢の決勝進出はならなかった。

 青山/柴原は第1シードのバルボア・クレイチコワ/カテリナ・シニアコワ(チェコ)と対戦。現在の女子テニス最強ペアに、全豪オープン決勝で敗れた雪辱を期して臨んだ。

 第1セット、先にチャンスをつかんだのは日本ペアで、第2ゲームのクレイチコワのサービスで15-40とするが、ブレークできず…。すると2-2からの第5ゲームで、柴原が2本のダブルフォールトを犯すなどしてサービスダウンを喫する。そのまま差を詰められず、第1セットは4-6。

 第2セットは完全に流れが相手に傾き、立て続けにサービスゲームを3つブレークされ、0-5とリードされてしまう。クレイチコワのサービスを1つブレークバックし1-5とするが、反撃もそこまでで、2-6で振り切られた。試合時間は1時間19分。

 青山/柴原は8本手にしたブレークポイントのうち1つしかモノにできず、相手ペアは5本中4本で成功しており、重要なポイントでのプレーの差が勝敗を分けることとなった。
 
 加藤未唯/スチアディはベアトリス・ハダッドマイア/ラウラ・シグムンド(ブラジル/ドイツ)と対戦。

 第1セット第2ゲームでいきなりスチアディがサービスダウンを喫するが、次のゲームですかさずシグムンドのサービスをブレークバックし追撃する。しかし後が続かず、そこから4ゲーム連続で失い第1セットは1-6。

 第2セットも似たような展開で、1-1からの第3ゲームでスチアディが先にブレークされ、すぐにシグムンドからブレークバックを奪うが、そこからは相手ペースに…。再び4ゲーム連続で奪われ、2-6で突き放された。試合時間は1時間2分。

 加藤未唯/スチアディは、ファーストサービスのポイント獲得率が40.7%、セカンドサービスのそれは16.7%と低く、サービスゲームで劣勢を強いられた。結果的に6つのサービスダウンを喫し、2つブレークを返したものの、スコアは詰められなかった。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】青山/柴原、加藤ら、世界で戦う熱き日本人プレーヤーたち!