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ジョコビッチのマイアミ・オープン欠場が正式に決定!トーナメントディレクターは「どうすることもできなかった」とコメント<SMASH>

中村光佑

2023.03.19

アメリカ入国が認められなかったッジョコビッチは、「BNPパリバ・オープン」に続き大会欠場を余儀なくされた。(C)Getty Images

 現地時間3月17日、男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が今月22日から開幕するマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ハードコート)の欠場を正式に発表した。スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』がその第一報を伝えている。

 新型コロナウイルスワクチン未接種のためアメリカへの入国が不可となり、現在開催中の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)の2年連続欠場を余儀なくされたジョコビッチ。今月初旬の時点で各種海外メディアは、マイアミの出場も厳しいとの見方を示していた。結局今年も「春の米国マスターズでプレーをしたい」というテニス界のスーパースターの願いは届かなかった。

 なおジョコビッチの欠場決定を受け、マイアミ・オープンのトーナメントディレクターを務める男子元世界4位のジェームズ・ブレーク氏(アメリカ/43歳)は、このほど出演した米テニス専門チャンネル『Tennis Channel』で以下のように無念のコメントを残した。
 
「我々マイアミ・オープンは世界最高の大会の一つであり、最高のプレーヤーがここでプレーできることを望んでいる。我々はできる限りのことをした。政府とも話し合ったが、どうすることもできなかった。インディアンウェルズの時もそうだった。ジョコビッチへのワクチン接種免除を認めてもらうよう働きかけたが、無理だった」

 かねてからジョコビッチは「アメリカがだめなら、(その後それ以外の国で開催される)クレーコートの大会に出るほかない」と今春の北米シリーズ出場を半分諦めるかのような発言をしていた。

 その言葉通り来月から始まるクレーシーズンに向けて気持ちを切り替えるしかないわけだが…またしてもアメリカでプレーすることができなくなった彼の胸中はいかほどか。ぜひとも赤土のコートでその悔しさを晴らすパフォーマンスを見せてもらいたいものだ。

文●中村光佑

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