今年1月に第１子妊娠とツアー離脱を発表した女子テニス元世界１位の大坂なおみ（現69位）が、現在開催中「マイアミ・オープン」（アメリカ・マイアミ／ハードコート／WTA1000）の閉幕後に更新される世界ランキングでトップ300圏外へ大きく順位を落とすことが確定した。スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』が報じている。

　昨年９月の東レ・パンパシフィックオープン２回戦を腹痛により棄権して以降、ツアーではプレーしていない大坂。詳しい説明もなく今シーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」を欠場したことでファンからも心配の声が上がっていた。

　そんななかで迎えた現地１月11日に突如自身の公式SNSで１枚のエコー画像を投稿。「将来に向けてたくさん楽しみなことがあります。それらの１つには自分の子どもが私の試合を見て、『あれが私のママ』と誰かに言うことです」と綴り、第１子妊娠と戦線離脱を公表していた。
  　４月３日発表のランキングで大坂がトップ300圏外となるのは、昨年のマイアミ・オープン準優勝で獲得した650ポイントを失効するため。ちなみに大坂がトップ300圏外となるのは2014年７月28日以来約９年ぶりのこと。これにより16年５月23日以来約７年ぶりとなるトップ100陥落も確定した。

　それでも25歳の元世界女王はランキングのことなど気にせずマタニティライフを満喫しているようだ。３月22日には自身の公式インスタグラム（@naomiosaka）を更新し、銀座の中央通りで大きくなったお腹をのぞかせながらすまし顔や笑顔のショットを披露した画像を公開。久々に見せた元気な姿には多くのファンから反響が上がっていた。

　現時点では来シーズン中でのツアー復帰を目標に掲げている大坂。とにかく今は体調に留意しつつ、心穏やかな生活を送っていってほしい。

文●中村光佑

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