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【女子テニスBJK杯/第2日】日本はタイを2-1で破って開幕2連勝! プレーオフ出場へ前進<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.04.12

BJK杯日本対タイ戦、勝負を懸けたダブルス。杉山愛監督(右端)の指揮の下、青山修子/穂積絵莉(右から2、3人目)が勝利し、開幕2連勝を決めた。写真提供:日本テニス協会広報部

 女子テニスの国別対抗戦「2023ビリー・ジーン・キング・カップ」(BJK杯)のアジア/オセアニア(AO)・グループ1部は、4月12日に2日目を迎え、ウズベキスタン・タシケントのオリンピックテニススクール(ハードコート)で熱戦が繰り広げられた。杉山愛新監督率いる日本はタイと対戦。2-1で競り勝ち、初日から2連勝とした。

 AOグループ1部は、日本、中国、インド、韓国、タイ、ウズベキスタンの6か国で構成され、4月15日まで5日間にわたりシングルス2試合&ダブルス1試合の総当たり戦を戦う。その上位2か国が11月に行なわれるプレーオフ(2024年のファイナルズ予選出場権を懸けた戦い)の切符を手にし、下位2か国はAOグループ2部に回る。

 昨年のプレーオフでウクライナに敗れた日本は、今年から杉山監督が就任し、今回の初陣を迎えた。杉山監督が選んだ日本代表メンバーは、内島萌夏(世界ランクS145位、D127位)、本玉真唯(S175位、D239位)、坂詰姫野(S218位、D504位)、穂積絵莉(S594位、D60位)、青山修子(D18位)の5名。タイ戦には前日の韓国戦と同様、シングルスに内島と本玉、ダブルスに青山/穂積を起用した。

 まずS2として登場した本玉はアンチサ・チャンタ(S520位)と対戦。過去BJK杯で7戦無敗を誇る20歳のチャンタに対し、23歳の本玉は盤石のプレーで6-1、6-1と寄せ付けず、日本に幸先よく1勝目をもたらす。

 しかし続くS1の内島が波に乗れない。相手は394位のマナンチャヤ・サワンカエウ。2019年に一度だけ対戦があり内島がストレートで勝っていたが、今回は第1セットを4-6で落とし、何とか立て直して第2セットを7-5で奪い返したものの、ファイナルセットは競り合いを物にできず5-7で力尽きた。
 
 1勝1敗で迎えたダブルス、日本は青山/穂積に全てを託す。タイも、当初はプンニン・コバピクテッド(D387位)/ピアンタン・プリプーチ(D133位)でエントリーしていたが、コバピクテッドを主力のルクシカ・クンカム(D214位)に替えてベストの布陣で対抗。しかし世界のトップレベルで活躍する日本ペアは動じなかった。

 第2ゲームでいきなり相手のサービスをブレークすると、一気に突っ走って4-0とリード。その後はブレーク合戦となり、日本も2つサービスダウンを喫するが、タイのサービスは全ゲームブレークして6―2で第1セットを先取する。

 第2セットは荒れた展開となり、先にブレークして3-0までリードするが、その後はまたブレーク合戦となって5-3から5-5に追いつかれる。しかし最後は要所を締めて7-5で勝ち切った。

 日本は苦しみながらも2勝1敗でタイを下し、開幕2連勝。"杉山ジャパン"はプレーオフ進出に向け着実に歩を進めている。

【2日目の日本対タイの結果】
[第1試合]○本玉真唯 6-1 6-1 アンチサ・チャンタ×
[第2試合]×内島萌夏 4-6 7-5 5-7 マナンチャヤ・サワンカエウ○
[第3試合]○青山修子/穂積絵莉 6-2 7-5 L・クンカム/P・プリプーチ×

構成●スマッシュ編集部

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