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伊達公子さんによるジュニアプログラム2期生が最後のキャンプ!参加者の1人は全豪ジュニアダブルスで準優勝<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.04.18

左から添田栞菜、林妃鞠、岸本聖奈、伊達公子さん、網田永遠希、石井心菜。写真提供:ヨネックス

 テニス元世界ランキング4位の伊達公子さんとヨネックスがともに取り組む女子トップジュニア育成プログラム「リポビタンⅮpresents 伊達公子×YONEX PROJECT~Go for the GRAND SLAM~」の2期生第8回キャンプを、4月11日~12日に東京都・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)にて開催。また、2日間の合宿を終えた後は、会場を東京都・北とぴあに移し、卒業セレモニーが行なわれた。

 17歳以下の女子を対象としたプロジェクトで、参加選手は、網田永遠希、石井心菜、岸本聖奈、添田栞菜、林妃鞠の5名(木下晴結はITF W25大阪へ出場のため欠席。木河優、古谷ひなたは海外遠征のため欠席)。伊達さん、浅越しのぶさん、石井弥起さんとトレーナーの川田真琴さん(R-body project)の指導の下でグランドスラムジュニア出場を目標に励んでいた。

 ラストを迎えた今回は「完全なる自立」をテーマに、参加した選手たち全員が総当たり戦で試合が行なわれた。これまでのキャンプやホームコートで積み上げた「しぶとさ」や「前に出てポイントを決める」などを駆使し、自分の意図したプレーをしようとすること、そしてその形でポイントを獲得する確率を上げることを目的としたキャンプとなった。

 試合は伊達さんが「私が望んでいた以上になって、すごく見応えのある試合になりました」と語るように、初日は全てフルセットとなり2日目も熱戦となった。
 
 そして最後に卒業セレモニーが行なわれ、協賛各社から選手たちに花束が送られた。選手たちからは、自分たちで作成したお礼のメッセージビデオが流され、2期生を代表して添田から次のように感謝の言葉が述べられた。

「良いことだけでなく、悔しいことや大変なことからも多くのことを学び経験し、成長につなげることができました。まだまだ経験や実績もありませんが、目標は明確に決まっているので、これからの毎日を大切に努力を重ね、目標を達成できるように頑張ります」

 そして伊達さんは「今までやったことを続けて、頑張ってほしい。私たちを本当に超えていってほしいと思ってやってきているので、皆はその心を忘れずに、もっと強くなってください」と涙ながらにメッセージを送り、全8回のキャンプを締めくくった。

 2期生は1期生より4名多い8名でのキャンプとなった。ジュニアプログラムを卒業する2期生の中から、木下がグランドスラムジュニア本戦に出場。全豪ジュニアではダブルスで準優勝に輝いている。また、添田は全豪ジュニアの予選に出場し、キャンプ設立からの目標であるグランドスラムへの出場を果たした。

 卒業という新しいスタートを切った2期生。キャンプで得た経験を力に、さらなる活躍に期待したい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」ジュニアたちが成長するキャンプの様子