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ジャバーがふくらはぎの負傷で前回優勝のマドリード欠場を発表!「残念ながら連覇は果たせなくなった」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.04.26

シュツットガルト(写真)で痛めた左ふくらはぎが回復せず、昨年優勝しているマドリードを欠場することになったオンス・ジャバー。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランキング4位のオンス・ジャバー(チュニジア)は現地24日、前年優勝している「マドリード・オープン」(4月25日~5月7日/スペイン・マドリード/WTA1000/クレー)を左ふくらはぎの負傷を理由に欠場することを発表した。

 ジャバーは前週開催された「ポルシェ・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/WTA500/クレー)の準決勝に駒を進めたものの、イガ・シフィオンテク(同1位/ポーランド)との対戦中にふくらはぎを痛め、第1セット0-3としたところで棄権を表明。足を引きずりながらコートを後にしていた。

 1年前のマドリードでは決勝でジェシカ・ペグラ(当時12位/アメリカ)をフルセットの末に撃破。WTA1000シリーズ(四大大会に次ぐグレードの大会)のトロフィーをアフリカ大陸出身選手として初めて掲げた。

 さらにその後に開催されたウインブルドンと全米オープンでは準優勝を飾るなど、「チュニジア人選手初」「アラブ系女性初」といった肩書も塗り替えてきた。それだけにジャバーには今季も大きな期待が寄せられていた。
 
「今年のマドリード・オープンに出場して、タイトルを防衛することができないことを発表するのはとても悲しいことです。皆さんとこの大会が素晴らしいイベントになることを祈りたいと思います」とファンに向けて無念のコメントを発表したジャバー。

 負傷箇所については「多くの医学的検査を行なった結果、左ふくらはぎに小さな裂傷が見つかり、回復にはさらに時間が必要であることもわかりました」としている。

 テニス競技では下半身の安定なくして好ショットの実現は不可能。1年前のマドリードで戴冠を果たし、続く「イタリア国際」でも決勝進出を決めているジャバーにとって、相性のいい大会が続くこの時期の欠場は無念としか言いようがない。だが、その先に待ち構える「全仏オープン」(5月28日~6月11日/フランス・パリ/グランドスラム/クレー)に照準を合わせ、今はふくらはぎの回復を待つしかないだろう。

構成●スマッシュ編集部

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