昨年9月のレーバー・カップで現役を引退した男子テニス元世界王者のロジャー・フェデラー氏(スイス/41歳)が、イギリスの大手スポーツメディア『Sky Sports』のインタビューに回答。その中で自身と共に長年男子ツアーを牽引してきたラファエル・ナダル(スペイン/14位)と、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/1位)がケガで苦しい状況に立たされていることに言及し、宿命のライバル2人に熱いエールを送った。
ATP(男子プロテニス協会)の公式サイトによると、フェデラー氏は現地5月7日にアメリカ・マイアミで開催されたモータースポーツF1の「マイアミ・グランプリ」を観戦。
さらには、同グランプリの観戦に訪れていた元世界3位のホアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と再会を果たし、談笑を交わしたという。ちなみにその時の様子はデルポトロが同日に更新した公式ツイッター(@delpotrojuan)に映像で公開され、世界中のテニスファンから大きな反響を呼んだ。
マイアミ・グランプリを大いに楽しめたというフェデラー氏は、会場の外で『Sky Sports』の取材に応じ、初めに得意のクレーシーズンに入ってからも深刻な左股関節のケガで大会の欠場が続いているナダルについて言及。ナダルが過去14度もの優勝を誇る四大大会「全仏オープン」(5月28日~6月11日/フランス・パリ/クレーコート)の出場が危ぶまれていることを心配していると明かし、次のように語った。
「ラファが(全仏を)欠場するとテニス界にとっては大変なことになるから、出場してほしい。ラファがイタリア国際(5月10日~21日/イタリア・ローマ/クレーコート/ATP1000)の出場を取りやめたという情報を見たが、(とにかく)彼がベストを尽くせるよう祈っている」
最後にフェデラー氏は、右ヒジの古傷が再発し、クレーシーズンで思うように結果を残せていないジョコビッチへ向けても「ノバクもあまりプレーしていないから、若い選手と同じように強くなって戻ってきてほしい」とのコメントを残した。
やはりフェデラー氏も幾度となくコートでしのぎを削ってきたナダルとジョコビッチの動向を気にせずにはいられないのだろう。フェデラー氏の引退後も若手に引けを取らないパフォーマンスを見せ続けている2人が今年もローラン・ギャロスの舞台で躍動してくれることを願いたい。
文●中村光佑
【連続写真】身体の使い方に無理がないフェデラーのフラットサービス『30コマの超分解写真』
ATP(男子プロテニス協会)の公式サイトによると、フェデラー氏は現地5月7日にアメリカ・マイアミで開催されたモータースポーツF1の「マイアミ・グランプリ」を観戦。
さらには、同グランプリの観戦に訪れていた元世界3位のホアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と再会を果たし、談笑を交わしたという。ちなみにその時の様子はデルポトロが同日に更新した公式ツイッター(@delpotrojuan)に映像で公開され、世界中のテニスファンから大きな反響を呼んだ。
マイアミ・グランプリを大いに楽しめたというフェデラー氏は、会場の外で『Sky Sports』の取材に応じ、初めに得意のクレーシーズンに入ってからも深刻な左股関節のケガで大会の欠場が続いているナダルについて言及。ナダルが過去14度もの優勝を誇る四大大会「全仏オープン」(5月28日~6月11日/フランス・パリ/クレーコート)の出場が危ぶまれていることを心配していると明かし、次のように語った。
「ラファが(全仏を)欠場するとテニス界にとっては大変なことになるから、出場してほしい。ラファがイタリア国際(5月10日~21日/イタリア・ローマ/クレーコート/ATP1000)の出場を取りやめたという情報を見たが、(とにかく)彼がベストを尽くせるよう祈っている」
最後にフェデラー氏は、右ヒジの古傷が再発し、クレーシーズンで思うように結果を残せていないジョコビッチへ向けても「ノバクもあまりプレーしていないから、若い選手と同じように強くなって戻ってきてほしい」とのコメントを残した。
やはりフェデラー氏も幾度となくコートでしのぎを削ってきたナダルとジョコビッチの動向を気にせずにはいられないのだろう。フェデラー氏の引退後も若手に引けを取らないパフォーマンスを見せ続けている2人が今年もローラン・ギャロスの舞台で躍動してくれることを願いたい。
文●中村光佑
【連続写真】身体の使い方に無理がないフェデラーのフラットサービス『30コマの超分解写真』