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女子テニスBJK杯プレーオフのカードが決定。第7シードの日本はホームにコロンビアを迎え撃つ<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.05.25

4月のグループ1部を戦った日本代表メンバー。左から青山修子、本玉真唯、穂積絵莉、内島萌夏、坂詰姫野。写真提供:日本テニス協会広報部

 女子テニスの国別対抗戦「2023ビリー・ジーン・キング・カップ」(BJK杯)プレーオフの組み合わせ抽選がロンドンで行なわれ、日本はコロンビアとホーム(開催地未定)で戦うことが決まった。試合は11月10日(金)・11日(土)、もしくは11日(土)・12日(日)に開催される。

 今回のBJK杯プレーオフは2024年ファイナル予選の出場権を懸けた戦いで、今年4月に行なわれた2023ファイナル予選の敗者8カ国と、各ゾーングループ1部を勝ち上がった8カ国の計16カ国の間で抽選を行ない、8カードが行なわれる。

 日本は4月のアジア/オセアニア(AO)・グループ1部に、杉山愛新監督の指揮で参戦。内島萌夏、本玉真唯、坂詰姫野、穂積絵莉、青山修子の代表メンバー5人が力を発揮し、5カ国との対戦を全勝して1位でのプレーオフ進出を決めていた。

 日本は今回のプレーオフで第7シードが付き、ノーシードの8カ国のいずれかと対戦するフォーマットで、抽選の結果、アメリカゾーンで2位だったコロンビアが相手に決まった。プレーオフは初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合を行なう5試合制(3勝で勝利)で、全て3セットマッチ。勝てば来年のファイナル予選に進み、敗れると再びグループ1部に回ることになる。

 国別ランキングは日本が19位、コロンビアが29位で、過去の対戦成績は日本の2勝0敗。直近では1993年に対戦し、沢松奈生子、遠藤愛らの活躍により3-0で勝利している。
 
 代表メンバーの発表はまだ先になるが、両国の上位ランキングには以下の選手が名を連ねる。

【日本の上位選手】 
日比野菜緒(S112位、D265位)
内島萌夏(S145位、D134位)
坂詰姫野(S168位、D675位)
本玉真唯(S189位、D157位)
青山修子(Sなし、D19位)
柴原瑛菜(S576位、D21位)
加藤未唯(S406位、D31位)

【コロンビアの上位選手】 
マリアカミラ・オソリオセラノ(S84位、D292位)
エミリアナ・アランゴ(S205位、D645位)
マリア・フェルナンダ・エラゾゴンザレス(S394位、D259位)
マリア・パウリナ・ペレス-ガルシア(S778位、D139位)
ユリアナ・リザラゾ(S470位、D142位)

※カッコ内は5月22日付WTAランキング

 日本の杉山監督はAOグループを勝ち抜いた際「さらに力を付けたみんなが集まった時に、さらに力強いチームになっていると思う」と、プレーオフへの意気込みを述べていた。11月までに日本代表の強化は一層進むことだろう。対戦を楽しみに待ちたい。

構成●スマッシュ編集部

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