現地6月11日、テニスの四大大会「全仏オープン」の大会ディレクターであるアメリ・モレスモ氏が記者会見に臨み、女子ダブルスで加藤未唯が失格処分となった問題について語った。仏メディア『franceinfo』が伝えている。
事の発端は4日に行なわれた女子ダブルス3回戦だった。加藤はアルディラ・スチアディ(インドネシア)とのペアでマリー・ボウズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコ/スペイン)組と対戦。その第2セット第5ゲームで、加藤が相手コート側へバックハンドでボールを打ち込んだところ、なんと打球がサービス用のボールを相手ペアに渡そうとスタンバイしていたボールガールの頭部を直撃してしまう。
涙が止まらない少女。主審は加藤にいったん警告を言い渡したが、納得のいかない対戦ペアが猛然と抗議する。「失格でしょ。わざとじゃない? 彼女は泣いているじゃない!」「血が出ているわよ。よく見てあげて」などと主張した結果、スーパーバイザーとレフェリーもコートに現われて協議。結果、加藤は失格処分となり、賞金とポイントも剥奪された。
ディレクターのモレスモ氏は「ロッカールームでは、この件に関して非常に意見が分かれていると思います。不公平だという声や、ボールガールを7、8分も泣かせたのだから、それなりの意味を持つという意見も多く聞かれました」と説明する。
そのうえで、「それでも私は良いか悪いかをコメントするつもりはありません。なぜなら、判定が下ったあとにビデオを観るのは容易いことだからです。レフェリーとスーパーバイザーはビデオを観ずに判断した。それは明確で、グランドスラムの規定通りだったと思っています」と断言した。
その後、加藤は混合ダブルスへの出場を認められて見事優勝を飾った。この点については「彼女の出場を継続させたのは我々(大会側)の判断です。これは少なくとも、彼女にはポジティブなことだったと思います」とコメントしている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】加藤未唯の球がボールガールの頭部を直撃…対戦ペアの抗議もあって失格処分となる一部始終
【画像】加藤組が協議するなか、ベンチで"ほくそ笑む"ボウズコワとソリベストルモ
【画像】世界に愛された"ロシアの妖精"マリア・シャラポワの「強く、美しい」厳選フォトを一挙公開!
事の発端は4日に行なわれた女子ダブルス3回戦だった。加藤はアルディラ・スチアディ(インドネシア)とのペアでマリー・ボウズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコ/スペイン)組と対戦。その第2セット第5ゲームで、加藤が相手コート側へバックハンドでボールを打ち込んだところ、なんと打球がサービス用のボールを相手ペアに渡そうとスタンバイしていたボールガールの頭部を直撃してしまう。
涙が止まらない少女。主審は加藤にいったん警告を言い渡したが、納得のいかない対戦ペアが猛然と抗議する。「失格でしょ。わざとじゃない? 彼女は泣いているじゃない!」「血が出ているわよ。よく見てあげて」などと主張した結果、スーパーバイザーとレフェリーもコートに現われて協議。結果、加藤は失格処分となり、賞金とポイントも剥奪された。
ディレクターのモレスモ氏は「ロッカールームでは、この件に関して非常に意見が分かれていると思います。不公平だという声や、ボールガールを7、8分も泣かせたのだから、それなりの意味を持つという意見も多く聞かれました」と説明する。
そのうえで、「それでも私は良いか悪いかをコメントするつもりはありません。なぜなら、判定が下ったあとにビデオを観るのは容易いことだからです。レフェリーとスーパーバイザーはビデオを観ずに判断した。それは明確で、グランドスラムの規定通りだったと思っています」と断言した。
その後、加藤は混合ダブルスへの出場を認められて見事優勝を飾った。この点については「彼女の出場を継続させたのは我々(大会側)の判断です。これは少なくとも、彼女にはポジティブなことだったと思います」とコメントしている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】加藤未唯の球がボールガールの頭部を直撃…対戦ペアの抗議もあって失格処分となる一部始終
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