若き新王者に母国の先輩が称賛の言葉を送った。
テニス四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート)は、大会最終日の現地7月16日に男子シングルス決勝を実施。第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)が第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同2位)を1-6、7-6(6)、 6-1、3-6、6-4で下し、大会初制覇&グランドスラム2度目の優勝を飾った。
第1セットをわずか34分で落としながらも、続く第2、第3セットを連取したアルカラス。第4セットをジョコビッチに奪われ、迎えた勝負のファイナルセットでは、第3ゲームをブレークに成功し、その勢いのまま優勝を手にした。ビック4(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マリー)以外が頂点に立つのは、2002年大会のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)以来、21年ぶりの快挙だ。
この試合直後、アルカラスに賛辞のメッセージを送ったのが、元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン/同140位)。「アルカラス、おめでとう!スペインテニス界のパイオニアである(マニュエル・)サンタナ氏も、きっと祝福していることだろう。この瞬間を楽しんで」と公式ツイッターに綴り、後輩の偉業を喜んだ。
ちなみにサンタナ氏は、1966年大会で優勝を果たしているスペインテニス界のレジェンド。アルカラスは、サンタナ氏、ナダルに続き3人目のウインブルドン優勝者となった。
一方、アルカラスを称賛したナダルは、今年1月の全豪オープンで左股関節を負傷して以降、ツアーを離れ、度重なるケガで行く手を阻まれている。5月に自身の運営するテニスアカデミー「ラファエル・ナダル・アカデミー」で行なわれた記者会見では、来シーズン限りで現役引退を示唆している。
ジョコビッチが得意とするウインブルドンのセンターコートで5セットを勝ち切ったアルカラス。ようやくグランドスラムの舞台で牙城を崩すことができたのは、新時代の扉が開いた瞬間と言えるだろう。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】男子シングルス優勝のアルカラスはじめ、ウインブルドン2023で熱戦を繰り広げた男子選手たちの厳選写真を公開!
テニス四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート)は、大会最終日の現地7月16日に男子シングルス決勝を実施。第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)が第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同2位)を1-6、7-6(6)、 6-1、3-6、6-4で下し、大会初制覇&グランドスラム2度目の優勝を飾った。
第1セットをわずか34分で落としながらも、続く第2、第3セットを連取したアルカラス。第4セットをジョコビッチに奪われ、迎えた勝負のファイナルセットでは、第3ゲームをブレークに成功し、その勢いのまま優勝を手にした。ビック4(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マリー)以外が頂点に立つのは、2002年大会のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)以来、21年ぶりの快挙だ。
この試合直後、アルカラスに賛辞のメッセージを送ったのが、元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン/同140位)。「アルカラス、おめでとう!スペインテニス界のパイオニアである(マニュエル・)サンタナ氏も、きっと祝福していることだろう。この瞬間を楽しんで」と公式ツイッターに綴り、後輩の偉業を喜んだ。
ちなみにサンタナ氏は、1966年大会で優勝を果たしているスペインテニス界のレジェンド。アルカラスは、サンタナ氏、ナダルに続き3人目のウインブルドン優勝者となった。
一方、アルカラスを称賛したナダルは、今年1月の全豪オープンで左股関節を負傷して以降、ツアーを離れ、度重なるケガで行く手を阻まれている。5月に自身の運営するテニスアカデミー「ラファエル・ナダル・アカデミー」で行なわれた記者会見では、来シーズン限りで現役引退を示唆している。
ジョコビッチが得意とするウインブルドンのセンターコートで5セットを勝ち切ったアルカラス。ようやくグランドスラムの舞台で牙城を崩すことができたのは、新時代の扉が開いた瞬間と言えるだろう。
構成●スマッシュ編集部
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