今回のテーマは「幅広タイプのシューズ」について。全テニスシューズの約8割がスリムタイプになっている昨今、足幅が広くてお困りのプレーヤーのために、ワイドタイプの話をしましょう。
昔から、日本人の足型は「厚みがあって幅が広く偏平気味」な“だんびろ甲高”と言われてきました。草履・下駄という生活スタイルによって、必然的にそうなったのですが、最近の若い人の足は欧米人並みにスリムです。でも、幅広足の人はまだまだたくさんおり、シューズ選びに苦労する時代になりました。
テニスプレーヤーでも、壮年以上には幅広モデルを愛用される方もまだ多く、逆にジュニアであっても「幅広シューズでなければ痛くて履けない」というプレーヤーがいるのです。
足幅が広い人にとって、幅が狭いテニスシューズというのは苦痛でしかありません。とにかく「痛い」わけで、パフォーマンスを語る以前の問題です。
昔は天然皮革製のシューズも多く、専門店でも「履き始めはちょっと痛いけど、そのうち皮が伸びて足になじむから」などと乱暴なことも言われてきましたが、そういう問題ではないのです。
仮に、幅が狭いシューズでもアッパーが伸びて、幅広の足になじんだとしましょう。でもソールの形状は変わりません。幅広の足は狭いソールの両端からはみ出し、不安定になります。これはテニスシューズとして致命的で、安定性を欠いた状態でプレーするのは非常に危険です。
ですから、足幅が広い人には、全体が幅広用に作られているシューズが必要なのです。我慢して履いても痛いし、無理に履いても危ないというわけです。
今、テニス専門店で「幅広タイプはどれかな?」と探しても、「幅広タイプ:4Eモデル」という表示を見つけられるのは少数です。現在のテニスシューズの主流は2Eタイプ、ちょっと余裕があって3Eタイプ。
競技系モデルになると、ほとんどが2Eで、3Eはチラホラ。そして幅広:4Eモデルのほとんどは「熟年層向け」です。シリアスにプレーするのは若い人が多く、メーカー側は「そのレベルで幅広を必要とするプレーヤーは極めて少数で、大きな売上は望めない」ということで、削除されてしまうからです。
昔から、日本人の足型は「厚みがあって幅が広く偏平気味」な“だんびろ甲高”と言われてきました。草履・下駄という生活スタイルによって、必然的にそうなったのですが、最近の若い人の足は欧米人並みにスリムです。でも、幅広足の人はまだまだたくさんおり、シューズ選びに苦労する時代になりました。
テニスプレーヤーでも、壮年以上には幅広モデルを愛用される方もまだ多く、逆にジュニアであっても「幅広シューズでなければ痛くて履けない」というプレーヤーがいるのです。
足幅が広い人にとって、幅が狭いテニスシューズというのは苦痛でしかありません。とにかく「痛い」わけで、パフォーマンスを語る以前の問題です。
昔は天然皮革製のシューズも多く、専門店でも「履き始めはちょっと痛いけど、そのうち皮が伸びて足になじむから」などと乱暴なことも言われてきましたが、そういう問題ではないのです。
仮に、幅が狭いシューズでもアッパーが伸びて、幅広の足になじんだとしましょう。でもソールの形状は変わりません。幅広の足は狭いソールの両端からはみ出し、不安定になります。これはテニスシューズとして致命的で、安定性を欠いた状態でプレーするのは非常に危険です。
ですから、足幅が広い人には、全体が幅広用に作られているシューズが必要なのです。我慢して履いても痛いし、無理に履いても危ないというわけです。
今、テニス専門店で「幅広タイプはどれかな?」と探しても、「幅広タイプ:4Eモデル」という表示を見つけられるのは少数です。現在のテニスシューズの主流は2Eタイプ、ちょっと余裕があって3Eタイプ。
競技系モデルになると、ほとんどが2Eで、3Eはチラホラ。そして幅広:4Eモデルのほとんどは「熟年層向け」です。シリアスにプレーするのは若い人が多く、メーカー側は「そのレベルで幅広を必要とするプレーヤーは極めて少数で、大きな売上は望めない」ということで、削除されてしまうからです。