女子テニス世界ランク145位のダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)は、SNS上で親ロシア的な投稿に「いいね!」をしたミラ・アンドレーワ(ロシア/同64位)に対し、WTA(女子テニス協会)が十分な措置を取らなかったとして怒りをあらわにしている。
ウクライナのスポーツメディア『BTU』によると、16歳のアンドレーワは戦争に関する親ロシア的なジョークの投稿に「いいね!」を押したとされており、同メディアの公式ツイッターでは該当する一部の動画を投稿している。
その動画には、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が登場し、ウクライナの国民に対して「私たちを悩ませる唯一のことは、あなたたちの葬式の間にどうすれば風邪をひかないですむのかということだ」といった、ウクライナ国民の感情を煽るようなコメントがなされている。
ヤストレムスカは現地時間27日に、今回のアンドレーワの行動に対して制裁を与えるようにWTAに要請したが受け入れられなかったようだ。その後彼女は自身の公式インスタグラムに「憤慨している」と怒りのコメントを投稿した。
「テニス界は残念ながら、ウクライナで行なわれている残虐行為に無関心なままです。私は最近、SNS上でウクライナ人への残虐行為に関する投稿に賛同したミラ・アンドレーワに対し、制裁を加えるようWTAに求めましたが、彼らは介入しないとの決断を下しました。私は動揺していますが、ウクライナの国、家族、友人のために戦い続けることに変わりはありません」
ヤストレムスカとアンドレーワは直近のローザンヌ・オープン1回戦で対戦しており、2-6、0-6でヤストレムスカが敗れた。アンドレーワ側は今だこの騒動について公なコメントを出していない。
構成●スマッシュ編集部
ウクライナのスポーツメディア『BTU』によると、16歳のアンドレーワは戦争に関する親ロシア的なジョークの投稿に「いいね!」を押したとされており、同メディアの公式ツイッターでは該当する一部の動画を投稿している。
その動画には、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が登場し、ウクライナの国民に対して「私たちを悩ませる唯一のことは、あなたたちの葬式の間にどうすれば風邪をひかないですむのかということだ」といった、ウクライナ国民の感情を煽るようなコメントがなされている。
ヤストレムスカは現地時間27日に、今回のアンドレーワの行動に対して制裁を与えるようにWTAに要請したが受け入れられなかったようだ。その後彼女は自身の公式インスタグラムに「憤慨している」と怒りのコメントを投稿した。
「テニス界は残念ながら、ウクライナで行なわれている残虐行為に無関心なままです。私は最近、SNS上でウクライナ人への残虐行為に関する投稿に賛同したミラ・アンドレーワに対し、制裁を加えるようWTAに求めましたが、彼らは介入しないとの決断を下しました。私は動揺していますが、ウクライナの国、家族、友人のために戦い続けることに変わりはありません」
ヤストレムスカとアンドレーワは直近のローザンヌ・オープン1回戦で対戦しており、2-6、0-6でヤストレムスカが敗れた。アンドレーワ側は今だこの騒動について公なコメントを出していない。
構成●スマッシュ編集部