９月22日から３日間にわたって開催される男子テニス団体戦「レーバー・カップ」（カナダ・バンクーバー／ハードコート）の最終出場選手が発表され、メンバーが出揃った。

　2017年に始まったレーバー・カップは、昨年９月の同大会で現役を引退したロジャー・フェデラー氏（スイス／元世界１位）が創設に携わったエキジビションマッチで、各６名で構成されたチームヨーロッパ（欧州選抜）とチームワールド（世界選抜）が対戦する団体戦だ。第１回から第４回まではチームヨーロッパが勝利していたが、昨年のロンドン大会ではチームワールドが初勝利を挙げていた。

　今年の正メンバーは以下の通り（初は「初出場」の意）。

【チームヨーロッパ】
ホルガー・ルネ（デンマーク／４位／初）、キャスパー・ルード（ノルウェー／５位）、ステファノス・チチパス（ギリシャ／７位）、アンドレイ・ルブレフ（ロシア／８位）、フベルト・フルカチュ（ポーランド／17位／初）、ガエル・モンフィス（フランス／元６位・現163位／初）　

【チームワールド】
テイラー・フリッツ（アメリカ／９位）、フランシス・ティアフォー（アメリカ／10位）、トミー・ポール（アメリカ／14位）、フェリックス・オジェ-アリアシム（カナダ／15位）、ベン・シェルトン（アメリカ／46位／初）、フランシスコ・セルンドロ（アルゼンチン／20位／初）
  　約１か月後の開幕を控え、チームヨーロッパのキャプテンを務める元世界王者のビヨン・ボルグ氏（スウェーデン／67歳）は大会公式サイトを通じて「今回のチームメンバーにはとても満足している」とコメント。「タイトルを取り戻すために全力を尽くす」と意気込みも語った。

　一方チームワールドを率いる元世界１位のジョン・マッケンロー氏（アメリカ／64歳）も今回のメンバー構成について自信を見せる。

「バンクーバーでチームを団結させるのを楽しみにしている。経験も若さもある才能豊かなチームだ。フリッツ、ティアフォー、オジェ-アリアシム、ポールは全員、昨年のロンドンでの勝利に貢献してくれて、今年の大会への大きな自信を与えてくれた。我々はチャンスに恵まれていると感じている」と期待を込めた。

　なお、両チームには共に補欠選手が１人ずつ加わることとなっており、それは後日発表される。

文●中村光佑

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