9月20日から開催される男子テニスツアー「成都オープン」(中国・成都/ハードコート/ATP250)は現地5日に大会公式サイトを更新し、度重なる故障からの完全復活を目指す元世界ランク4位の錦織圭(現353位)の出場を正式に発表した。
左股関節や右足首の深刻なケガを克服し、約1年8か月ぶりの実戦復帰を遂げた下部大会「カリビアン・オープン」でいきなり優勝を飾った錦織。7月下旬の「アトランタ・オープン」(ATP250)では2021年のインディアンウェルズ・マスターズ以来となるATPツアー復帰を果たすなど、順調に復活ロードを歩んでいた。
ところがそのアトランタではベスト8に進出するも左ヒザを痛めてしまい、再び戦線を離脱。エントリーしていたワシントン、トロント、スタンフォード・チャレンジャーの3大会を全てスキップし、プロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)での参戦が確定していた現在開催中の「全米オープン」も「ヒザがまだ治っていない」という理由で出場を辞退した。
このほど本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得した成都オープンは今回が初出場。同大会の公式サイトは数々の苦難を乗り越えてきた日本の大エースの紹介コメントを掲載するとともに、錦織への期待の言葉も送った。
「今年の成都オープンでは新たに2人の注目選手をお迎えします。そのうちの1人は、ツアーではよく知られた顔です。2014年全米オープンで準優勝を収めた錦織圭選手で、本戦ワイルドカードにて出場します」
「日本テニス界のスーパースター、錦織圭にとって、ケガに苦しんだ数年間は困難なものでした。しかし、全米オープンのファイナリストでかつて世界4位にまで上り詰めた彼は無事ケガからカムバックし、あと数年間はキャリアを続けることを楽しみにしています。33歳のベテランは成都の多くのファンの支持を得るでしょう」
全米欠場発表時に更新した自身の公式SNSでは「ヒザの回復には1~2週間ほどかかりそうです。アジアツアーが始まるまでには間に合うようにしたいと思います」と報告していた錦織。とはいえ成都オープンでプレーできるかどうかは、やはりその時の状況次第ということになるだろう。約2か月ぶりの実戦に向けて無理せず調整していってほしい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ
左股関節や右足首の深刻なケガを克服し、約1年8か月ぶりの実戦復帰を遂げた下部大会「カリビアン・オープン」でいきなり優勝を飾った錦織。7月下旬の「アトランタ・オープン」(ATP250)では2021年のインディアンウェルズ・マスターズ以来となるATPツアー復帰を果たすなど、順調に復活ロードを歩んでいた。
ところがそのアトランタではベスト8に進出するも左ヒザを痛めてしまい、再び戦線を離脱。エントリーしていたワシントン、トロント、スタンフォード・チャレンジャーの3大会を全てスキップし、プロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)での参戦が確定していた現在開催中の「全米オープン」も「ヒザがまだ治っていない」という理由で出場を辞退した。
このほど本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得した成都オープンは今回が初出場。同大会の公式サイトは数々の苦難を乗り越えてきた日本の大エースの紹介コメントを掲載するとともに、錦織への期待の言葉も送った。
「今年の成都オープンでは新たに2人の注目選手をお迎えします。そのうちの1人は、ツアーではよく知られた顔です。2014年全米オープンで準優勝を収めた錦織圭選手で、本戦ワイルドカードにて出場します」
「日本テニス界のスーパースター、錦織圭にとって、ケガに苦しんだ数年間は困難なものでした。しかし、全米オープンのファイナリストでかつて世界4位にまで上り詰めた彼は無事ケガからカムバックし、あと数年間はキャリアを続けることを楽しみにしています。33歳のベテランは成都の多くのファンの支持を得るでしょう」
全米欠場発表時に更新した自身の公式SNSでは「ヒザの回復には1~2週間ほどかかりそうです。アジアツアーが始まるまでには間に合うようにしたいと思います」と報告していた錦織。とはいえ成都オープンでプレーできるかどうかは、やはりその時の状況次第ということになるだろう。約2か月ぶりの実戦に向けて無理せず調整していってほしい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ