なかなかお目にかかれないレベルの暴れっぷりだった。
現地9月25日、中国・杭州で開催されているアジア大会は男子テニスのシングルス2回戦を実施し、クォン・スンウ(韓国)とカシディット・サムレジ(タイ)が対戦。世界ランキング636位の後者が同112位の前者を見事2-1で下した。
【動画】韓国のクォン・スンウが激高! ラケットを破壊し続け、相手選手を無視して握手を拒否!
ありえない愚行に及んだのは、試合終了直後のクォンだ。悔しさのあまり、ラケットを何度も地面に叩きつけ、さらに自身のベンチにも2回打ちつけて完全に破壊。さらに恐る恐る近づいてきたサムレジとは目も合わせようとせず、なんと握手を拒否したのである。スタンドの中国人ファンからは大ブーイング。クォンは退場口を間違えるほど気が動転していた。
中国メディア『捜狐』は「もはや狂気の沙汰としか言いようがない激高ぶりで、スポーツマンシップを著しく欠く行為だった。観衆が不満を露わにしたのは当然の成り行きだ」と断じた。さらに韓国国内でも非難の対象となり、全国紙『朝鮮日報』も「ランキングが500近くも下の相手に敗れた。かつ肩を故障して以降は本調子ではなく、この日は中国のファンがタイの選手を応援していたのも我慢できなかったのだろう」と論じつつ、「とはいえ個人ではなく韓国代表として臨んでいる大会だけに、やはりこのような非礼は許されない」と評した。韓国のSNS上では「国家の恥だ!」「マナーが酷すぎる」「失礼極まりない」といった声も寄せられている。
一夜明けて、クォンは自身の振る舞いを猛省するとともに具体的な行動を起こした。まずは午前中にタイ代表チームの元を訪れ、サムレジに直接謝罪。「次の3回戦も頑張ってほしい」と激励もしたという。さらに夕方になって直筆の謝罪文を公開した。次のように想いを綴っている。
「韓国代表の試合を応援してくださるすべての方々、そしてスタジアムに足を運んでくださった観客の皆さんに心からお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。そして私の無礼な振る舞いで気分を害されたサムレジにあらためて心からお詫び申し上げます。心から反省しています。国を代表する選手として、太極旗(国旗)の重みを深く考え、責任ある選手になれるよう自らを反省し、今後はすべての行動に気をつけます。あらためて、スポーツを愛する皆様に心よりお詫び申し上げます」
驚異的なスピード謝罪で騒動の幕引きを図ったクォン。シングルスで敗退したものの、今大会はダブルスにもエントリーしている。再度コートに登場した際、はたして現地中国ファンの反応やいかに――。
構成●THE DIGEST編集部
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ありえない愚行に及んだのは、試合終了直後のクォンだ。悔しさのあまり、ラケットを何度も地面に叩きつけ、さらに自身のベンチにも2回打ちつけて完全に破壊。さらに恐る恐る近づいてきたサムレジとは目も合わせようとせず、なんと握手を拒否したのである。スタンドの中国人ファンからは大ブーイング。クォンは退場口を間違えるほど気が動転していた。
中国メディア『捜狐』は「もはや狂気の沙汰としか言いようがない激高ぶりで、スポーツマンシップを著しく欠く行為だった。観衆が不満を露わにしたのは当然の成り行きだ」と断じた。さらに韓国国内でも非難の対象となり、全国紙『朝鮮日報』も「ランキングが500近くも下の相手に敗れた。かつ肩を故障して以降は本調子ではなく、この日は中国のファンがタイの選手を応援していたのも我慢できなかったのだろう」と論じつつ、「とはいえ個人ではなく韓国代表として臨んでいる大会だけに、やはりこのような非礼は許されない」と評した。韓国のSNS上では「国家の恥だ!」「マナーが酷すぎる」「失礼極まりない」といった声も寄せられている。
一夜明けて、クォンは自身の振る舞いを猛省するとともに具体的な行動を起こした。まずは午前中にタイ代表チームの元を訪れ、サムレジに直接謝罪。「次の3回戦も頑張ってほしい」と激励もしたという。さらに夕方になって直筆の謝罪文を公開した。次のように想いを綴っている。
「韓国代表の試合を応援してくださるすべての方々、そしてスタジアムに足を運んでくださった観客の皆さんに心からお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。そして私の無礼な振る舞いで気分を害されたサムレジにあらためて心からお詫び申し上げます。心から反省しています。国を代表する選手として、太極旗(国旗)の重みを深く考え、責任ある選手になれるよう自らを反省し、今後はすべての行動に気をつけます。あらためて、スポーツを愛する皆様に心よりお詫び申し上げます」
驚異的なスピード謝罪で騒動の幕引きを図ったクォン。シングルスで敗退したものの、今大会はダブルスにもエントリーしている。再度コートに登場した際、はたして現地中国ファンの反応やいかに――。
構成●THE DIGEST編集部
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