現在開催中の男子テニスツアー「中国オープン」に、第２シードとして出場しているダニール・メドベージェフ（ロシア）が、現地９月30日の男子シングルス２回戦に勝利後の会見で年間最終ランキングについて言及した。

　今季のシングルスレースで、6,680ポイントを獲得し３位につけるメドベージェフ。上には全英など６大会優勝のカルロス・アルカラス（スペイン）が8,175ポイントで２位。全豪、全仏、全米など５大会を制したノバク・ジョコビッチ（セルビア）が8,945ポイントでトップに立つ。

　海外メディア『Sportskeeda』によると、会見で記者から「今シーズンの終わりに、世界ランキング１位を獲得することはできるか？」と問われたメドベージェフは、「厳しい戦いになるだろうね。僕は出場する大会ですべて勝たないといけない」と回答。
  　一方で、「でも、それは常に心がけていることだ。どの試合にも勝ちたい。だから（年間最終１位の）夢は確かにあるよ」とも語り、最後まで希望を持ち続けると明かしている。

　ただし、「今のところ、理屈から言えばカルロスが１位で終わるだろう」と予想。「なぜなら、彼はノバクより少し多くの大会に出場するだろうからね」と、現実的な視点に立てばアルカラスが優勢だと語った。

　ジョコビッチは10月４日から開幕の上海マスターズの欠場を表明しているが、おそらく10月末のパリマスターズには万全の状態で臨むことだろう。それまでの間にアルカラスがどれだけのポイントを獲得できるのかが鍵になりそうだ。

構成●スマッシュ編集部

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