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海外テニス

「なんと顔面に打ち込んだ!」豪テニス選手が怒り心頭で放った打球が主審を直撃→即失格処分の大失態! 英紙「あと一歩で勝利だったが…」

THE DIGEST編集部

2023.10.04

危険行為で失格を言い渡されたポルマンズ。いろんな意味で手痛い“一撃”となった。(C)Getty Images

危険行為で失格を言い渡されたポルマンズ。いろんな意味で手痛い“一撃”となった。(C)Getty Images

 怒りに身を任せて振る舞うと、予期せぬ事態を招く場合がある。まさに痛恨の“一打”となった。

 現地10月3日、中国で開催された男子テニスツアー「ロレックス・上海マスターズ」でハプニングが起きた。シングルスの予選決勝で世界ランク140位のマルク・ポルマンズ(オーストラリア)が同253位のステファノ・ナポリターノ(イタリア)と対戦。ポルマンズが第1セットを7-6でモノにし、第2セットも6-6からタイブレークにもつれ込む熱戦となった。
【動画】ポルマンズが放った“怒りの一打”が主審の顔面を直撃!

 そのタイブレークでポルマンズは6対5とリードしてマッチポイントを掴む。だが、勝負を決めようと前に出たところでボレーをネットに引っかけてしまった。これに瞬間的に激高したポルマンズは、あろうことか浮いた球を強烈にスマッシュ。すると打球がアンパイアの顔面を豪快に捉えてしまったのだ。

 すぐさま駆けつけて謝罪したポルマンズだったが、時すでに遅し。危険行為によって即刻失格を言い渡された。英紙『Daily Express』は「主審の顔面に打球をヒットさせたテニスプレーヤーが、一度はマッチポイントを掴みながらも失格を宣告される」と銘打ち、次のようにレポートしている。

「滅多にみられない暴挙だ。みずからのミスに苛立って打ち込んだ球が、なんと主審の顔面にヒットしたのである。彼は本選出場の権利だけでなく、予選トーナメントで獲得した賞金とランキングポイントも失った。主審に当たっていなくても、選手は怒りをもって暴力的に、あるいは危険な状態でボールを叩いたり、蹴ったり、投げたりしてはならないという規定がある」
 
 ATP(プロテニス協会)がポルマンズにどんな処分を下し、どれだけの罰金を科すのかはまだ分かっていない。

 ポルマンズの同胞であるニック・キリオスはX(旧ツイッター)を更新し、「罰金がいくらになるかに興味があるね」と綴った。過去に何度も罰金を払わされているだけに興味津々。かつてキリオスは給水ボトルを使ってわいせつな行為を模倣し、1万5000ユーロ(約232万円)という高額の罰金を科された。今回もその額と比較し、どれくらい異なるのかを見極めたいようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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