11月10~11日に東京・有明で行われた、女子テニス国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ・プレーオフ」の日本対コロンビア戦。初日を一勝一敗で終え、迎えた二日目は両国ともにシングルスで星を分け合う。命運が委ねられたダブルスでは、青山修子/柴原瑛菜がカミラ・オソリオ/ユリアナ・リサラソを7-5、6-2で破り、日本に勝利をもたらした。
両国のシングルスエース対決をオソリオが制し、コロンビアが2勝1敗とリードして迎えるシングルス4試合目の開始直前、コロンビアが動いた——。
ダブルス要因だったマリア・エラソゴンサレスが、ユリアナ・リサラソに変わりシングルスに出ると発表される。この時点で、リサラソがダブルスに回ることが予想された。そして恐らくは、最後のダブルスには、エースのオソリオが出てくるであろうことも……。
シングルスで2勝2敗となった場合、ダブルスに勝敗が懸かるのが、フェドカップ時代より変わらぬビリー・ジーン・キング・カップ(BJK杯)のフォーマットだ。ゆえに両チームともダブルスから逆算し、メンバーやオーダーを組む傾向がある。
そして今の日本には、青山修子/柴原瑛菜という、世界トップレベルのダブルスペアがいる。
「やはり、何よりも我々チームジャパンにとって、これほど心強いペアが最後に待っていてくれるのは、私自身もそうですし、他の選手にとっても安心して戦える要素になっている」
今回がホーム初陣となる杉山愛監督は、自らの言葉に強く頷く。元ダブルスランキング世界1位であり、長く日本代表の最終防波堤を勤めてきた“レジェンド”の言葉は、絶対的な説得力を帯びた。
今回のBJK杯で、コロンビアが動かざるをえなかったもう一つの要因が、本玉真唯の急成長だろう。今年9月のジャパン女子オープンでベスト4入りするなど、自信も実績も獲得中の本玉は、初日のオソリオ戦で互角に近い戦いを見せた。その本玉の存在が、コロンビアのファビオラ・ズルアガ監督に重圧をかけたことは、想像に難くない。
「もし最終試合にもつれ込んだら、ダブルスに出て欲しい」
初日が終わった時、ズルアガ監督はオソリオに伝えたという。その時点で、オソリオとの相性を考慮しリサラソのダブルス出場も決まった。それが、コロンビアのメンバー変更にあった背景である。
両国のシングルスエース対決をオソリオが制し、コロンビアが2勝1敗とリードして迎えるシングルス4試合目の開始直前、コロンビアが動いた——。
ダブルス要因だったマリア・エラソゴンサレスが、ユリアナ・リサラソに変わりシングルスに出ると発表される。この時点で、リサラソがダブルスに回ることが予想された。そして恐らくは、最後のダブルスには、エースのオソリオが出てくるであろうことも……。
シングルスで2勝2敗となった場合、ダブルスに勝敗が懸かるのが、フェドカップ時代より変わらぬビリー・ジーン・キング・カップ(BJK杯)のフォーマットだ。ゆえに両チームともダブルスから逆算し、メンバーやオーダーを組む傾向がある。
そして今の日本には、青山修子/柴原瑛菜という、世界トップレベルのダブルスペアがいる。
「やはり、何よりも我々チームジャパンにとって、これほど心強いペアが最後に待っていてくれるのは、私自身もそうですし、他の選手にとっても安心して戦える要素になっている」
今回がホーム初陣となる杉山愛監督は、自らの言葉に強く頷く。元ダブルスランキング世界1位であり、長く日本代表の最終防波堤を勤めてきた“レジェンド”の言葉は、絶対的な説得力を帯びた。
今回のBJK杯で、コロンビアが動かざるをえなかったもう一つの要因が、本玉真唯の急成長だろう。今年9月のジャパン女子オープンでベスト4入りするなど、自信も実績も獲得中の本玉は、初日のオソリオ戦で互角に近い戦いを見せた。その本玉の存在が、コロンビアのファビオラ・ズルアガ監督に重圧をかけたことは、想像に難くない。
「もし最終試合にもつれ込んだら、ダブルスに出て欲しい」
初日が終わった時、ズルアガ監督はオソリオに伝えたという。その時点で、オソリオとの相性を考慮しリサラソのダブルス出場も決まった。それが、コロンビアのメンバー変更にあった背景である。