男子テニス世界ランク42位のアンディ・マリー(イギリス)が、イワン・レンドル氏とコーチング契約を解消することが明らかになった。
2人が袂を分かつのはこれが3度目のこと。1度目の契約は2011年から14年にかけての期間で、マリーはこの間に地元開催となったロンドン五輪で金メダルを獲得。さらに全米オープンで初のグランドスラムタイトルを手にした。
また13年には、ウインブルドンの決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで下し悲願の初優勝。イギリス勢では1936年のフレッド・ペリー氏以来77年ぶりの快挙となった。
2度目の契約は16年から17年で、こちらもウインブルドンでの2度目の優勝と男子シングルス史上初の五輪2連覇を達成。また16年の後半には、マスターズ2大会を含む怒涛の4大会連続優勝を挙げ、悲願だった世界ランク1位の座に就いている。
その後、マリーは股関節のケガと手術を乗り越え、再起を図るために昨年から再びレンドル氏と契約を結んだ。これまで輝かしい戦績を残してきたタッグだったが、今季のツアーでの戦績は16勝17敗、シーズンベストのランキングも36位と低迷している。
マリーはレンドル氏との関係解消に際し、「彼は私のキャリアの中でも最も大きな瞬間にそばにいてくれた。とてもユニークな人物で、勝つために何が必要なのかを理解している人だった」と感謝を述べた。
一方でレンドル氏もこの件についてコメントし「アンディと一緒にプレーしたことは素晴らしい思い出になった。しかし、ここ5、6カ月はあまりポジティブなことがなかった」と語っている。
来年5月に37歳を迎えるマリーにとって、残りのキャリアは非常に短いものとなるだろう。そんな中でのレンドル氏との契約解消は、現状に少しでも変化をもたらすためのものだと思われる。再びトップシーンに返り咲くことはできるのか、今後の動向に注目したい。
構成●スマッシュ編集部
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2人が袂を分かつのはこれが3度目のこと。1度目の契約は2011年から14年にかけての期間で、マリーはこの間に地元開催となったロンドン五輪で金メダルを獲得。さらに全米オープンで初のグランドスラムタイトルを手にした。
また13年には、ウインブルドンの決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで下し悲願の初優勝。イギリス勢では1936年のフレッド・ペリー氏以来77年ぶりの快挙となった。
2度目の契約は16年から17年で、こちらもウインブルドンでの2度目の優勝と男子シングルス史上初の五輪2連覇を達成。また16年の後半には、マスターズ2大会を含む怒涛の4大会連続優勝を挙げ、悲願だった世界ランク1位の座に就いている。
その後、マリーは股関節のケガと手術を乗り越え、再起を図るために昨年から再びレンドル氏と契約を結んだ。これまで輝かしい戦績を残してきたタッグだったが、今季のツアーでの戦績は16勝17敗、シーズンベストのランキングも36位と低迷している。
マリーはレンドル氏との関係解消に際し、「彼は私のキャリアの中でも最も大きな瞬間にそばにいてくれた。とてもユニークな人物で、勝つために何が必要なのかを理解している人だった」と感謝を述べた。
一方でレンドル氏もこの件についてコメントし「アンディと一緒にプレーしたことは素晴らしい思い出になった。しかし、ここ5、6カ月はあまりポジティブなことがなかった」と語っている。
来年5月に37歳を迎えるマリーにとって、残りのキャリアは非常に短いものとなるだろう。そんな中でのレンドル氏との契約解消は、現状に少しでも変化をもたらすためのものだと思われる。再びトップシーンに返り咲くことはできるのか、今後の動向に注目したい。
構成●スマッシュ編集部
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