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「心からやり切ったと思って終わりたい」日比野菜緒が今季総括と共に来季引退を示唆<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.11.16

日比野は今季苦しみながらも目標の1つであった「WTA3つ目のタイトル」はクリア。来るべき2024年は果たしてどうなるか。(C)Getty Images

 女子テニスの日比野菜緒が、11月16日に自身のインスタグラム(@naohibino_1128)で2023年シーズン終了の報告と来シーズンでの引退を匂わせている。

 今季前半戦は早期敗退も多く、苦しんでいた日比野だったが、「ライブスポーツ・プラハ・オープン」(7月31日~8月6日/チェコ・プラハ/ハードコート/WTA250)では自身3つ目となるツアータイトルを獲得。138位からスタートした世界ランキングも一時80位まで戻し、シーズン後半は90位前後をキープしている。

 先日行なわれた「ビリー・ジーン・キング・カップ」のコロンビア戦では4年ぶりに代表へ復帰。日本チームのエースとして勝利に貢献した。

 そんな日比野は、今回のインスタグラムに以下のように綴っている。

「あれほど早く終わってほしかったシーズンも、いざ終わってしまうと少し寂しい。だけど、今シーズンに一片の悔いなし!前半戦のことはもうほとんど思い出せないくらい長い長い一年でした」

「"やめる前にもうひと花咲かせたい"そう思って臨んだシーズンで、何度も試されていると感じる瞬間がありましたが、その度に自分を奮い立たせて、時には、周りに引き上げてもらいながら成長できたことをうれしく思います。その成長を一番近くで支え、見守ってくれた(竹内)映二さんと北村さん、ラボのコーチ達に家族、家族のようなスポンサーの皆さん、温かく応援してくれるファンの皆さんに心から感謝しています」

「来年はどんな一年になるのかなぁ。また2024年シーズンでお会いしましょう!!」
 
 そしてガッツポーズの写真が5枚と、今年2月に記した「23~24年シーズンの目標」の直筆メモも公開した。

 メモには、23年の「イヤーエンドは70位以内」と「WTA3つ目のタイトルを獲る」、24年は「パリオリンピックに出て、最高のプレーをする」と「6月までにトップ50」という具体的な目標が記されている。

 また、「泣いても笑ってもあと2年!全てをかけてオリンピックを目指す!出し切る!やり切る!走り切る!私なら出来る!もうあと一秒も走れないって言ってキャリアを終えられたら最高。本当に心からやり切ったと思って終わりたい!」と、24年シーズンでの引退を示唆しながらも、日比野らしく自身を奮い立たせるメッセージが並んでいた。

 引退は気になるところだが、来年も後悔のない充実したシーズンを送ってほしい。

構成●スマッシュ編集部

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