「Yoshiʼs CUP」は、現役プロで日本男子テニス界のエースである西岡良仁(世界ランク47位)が、本気で世界を目指すジュニアのために創設したテニス大会だ。西岡自ら企画、運営し、有望だと見込んだ16歳以下のジュニア8名を集めて行なう大会で、今年で3回目を迎える。
最大の特徴は、ジュニアでありながら報奨金が用意されていること。世界へ出るためにお金がかかるのはプロでもジュニアでも同じこと。この大会では海外遠征費やキャンプ費などの支援金として、優勝者には上限300万円、西岡が独自の目線で選ぶ「西岡賞」受賞者には上限50万が送られる。
金銭援助以外にも、西岡から世界での実体験に基づいたアドバイスを受けたり、西岡との練習機会なども提供され、ジュニアにとって貴重な勉強の場となるのは間違いない。さらに優勝者には来年のITFツアー「Uchiyama CUP」と、「SBCドリームテニス」への出場権も用意されており、世界あるいはプロへの扉となる大会と言える。
試合は12月9日、10日の2日間にわたり、モリパークテニスガーデン(東京都昭島市)で行なわれた。初日は2グループに分かれてのラウンドロビン、2日目は決勝トーナメントと5~8位トーナメントに分かれ、未来を懸けた熱戦が繰り広げられた。
見事優勝を飾ったのは、決勝で第1シードの田畑遼を破った川西飛生だ。これまで一度も田畑に勝ったことがないという川西は、今回もスタートから田畑にペースを握られる。先手を取って左右のコーナーに鋭いスピンを打ち込んでくる田畑に対し、川西はミスが続き、3-6で第1セットをダウン。
過去の敗戦でも「自分のミスでほとんど終わっていた」と言う川西。しかし今回は違った。「セカンド、ファイナルは自分から打ちに行けて、ミスも減らせた」と、流れを変えることに成功する。そのきっかけとなったのは1年前とは比較にならないほど強力になったサービスだ。
「1年で5センチ背が伸び、体重も増えた。冬はジムにも行った」と身体ができてきたことに加え、「全日本ジュニアでケガをしてサーブを打てなくなり、その後リハビリに取り組んでサーブが良くなった」と語る川西。この決勝でも高い打点からフラットで打ち下ろすサービスで田畑を押し込み、特に第2セット以降は確率も上がって、要所でエースを量産した。
最大の特徴は、ジュニアでありながら報奨金が用意されていること。世界へ出るためにお金がかかるのはプロでもジュニアでも同じこと。この大会では海外遠征費やキャンプ費などの支援金として、優勝者には上限300万円、西岡が独自の目線で選ぶ「西岡賞」受賞者には上限50万が送られる。
金銭援助以外にも、西岡から世界での実体験に基づいたアドバイスを受けたり、西岡との練習機会なども提供され、ジュニアにとって貴重な勉強の場となるのは間違いない。さらに優勝者には来年のITFツアー「Uchiyama CUP」と、「SBCドリームテニス」への出場権も用意されており、世界あるいはプロへの扉となる大会と言える。
試合は12月9日、10日の2日間にわたり、モリパークテニスガーデン(東京都昭島市)で行なわれた。初日は2グループに分かれてのラウンドロビン、2日目は決勝トーナメントと5~8位トーナメントに分かれ、未来を懸けた熱戦が繰り広げられた。
見事優勝を飾ったのは、決勝で第1シードの田畑遼を破った川西飛生だ。これまで一度も田畑に勝ったことがないという川西は、今回もスタートから田畑にペースを握られる。先手を取って左右のコーナーに鋭いスピンを打ち込んでくる田畑に対し、川西はミスが続き、3-6で第1セットをダウン。
過去の敗戦でも「自分のミスでほとんど終わっていた」と言う川西。しかし今回は違った。「セカンド、ファイナルは自分から打ちに行けて、ミスも減らせた」と、流れを変えることに成功する。そのきっかけとなったのは1年前とは比較にならないほど強力になったサービスだ。
「1年で5センチ背が伸び、体重も増えた。冬はジムにも行った」と身体ができてきたことに加え、「全日本ジュニアでケガをしてサーブを打てなくなり、その後リハビリに取り組んでサーブが良くなった」と語る川西。この決勝でも高い打点からフラットで打ち下ろすサービスで田畑を押し込み、特に第2セット以降は確率も上がって、要所でエースを量産した。
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