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海外テニス

オーストラリアの最優秀選手に選ばれたデミノーが来季に向け意気込み「トップ10入りが僕の大きな目標」<SMASH>

中村光佑

2023.12.13

今シーズンは獅子奮迅の活躍で11位までランクを上げたデミノー。来年はトップ10入りを目標に据える。(C)Getty Images

今シーズンは獅子奮迅の活躍で11位までランクを上げたデミノー。来年はトップ10入りを目標に据える。(C)Getty Images

 毎年オーストラリアのテニス界で「最も優れた選手」に贈られる「ニューカム・メダル」を受賞した男子テニス世界ランク12位のアレックス・デミノー(24歳)が、同国のテニス協会のインタビューに登場。そのなかで目前に迫っているキャリア初のトップ10入りを来シーズンの目標に掲げた。

 今季はカナダ・マスターズを含むツアー4大会で決勝へ進出した24歳のデミノー。2月のアカプルコでATP500カテゴリーでの初タイトルを獲得すると、最高峰の四大大会でも2度(全豪・全米)のベスト16入り。10月にはキャリアハイの11位をマークするなど充実のシーズンを送った。

 また11月にオーストラリア代表で出場した男子国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」(スペイン・マラガ/インドアハードコート)では、エースとして母国の2年連続の準優勝に貢献。その活躍を称えられ、5年ぶり2度目となるニューカム・メダル受賞を果たした。デミノーは今回のインタビューで来シーズンの目標を明かすとともに、今後に向けての意気込みを熱く語っている。
 
「僕は世界最高の選手たちと(常に)肩を並べていたいと思っていて、そのことを隠すつもりはない。(初の)トップ10入りが僕の大きな目標であることは明らかだ。でもそれが厳しいものになることはわかっている。その位置にはかなり近付いているが、やるべきことはまだたくさんある。1月のオーストラリアシリーズで精を出して、良いスタートを切りたい。トップ10の壁を打ち破れる良い位置につけることを願っている」

 最後に24歳の若獅子はホームグラウンドで母国の仲間と共に戦う男女国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」(23年12月29日~24年1月7日/オーストラリア・シドニー他/ハードコート)とシーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月14日~28日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に言及し、次のように締めくくった。

「オーストラリア人選手全員にとって、ユナイテッド・カップはエキサイティングな舞台だ。また僕らは皆、母国のグランドスラム(四大大会)でプレーすることで成長できると思う。ホームグラウンドで戦う時、僕らは常により高いレベルを発揮できているように感じる」

 もちろん焦りは禁物だが、デミノーのトップ10入りはそう遠くはないように思える。年明けから“ロケットスタート”を切れるよう、良いオフシーズンを過ごしてほしい。

文●中村光佑

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