メンタルを強くしたいけれど、大変そうで敬遠している人はいないでしょうか。そこで、伊達公子や浅越しのぶを指導した経験を持つメンタルアドバイザーの椙棟紀男氏が、メンタルの強化方法を伝授。一般プレーヤーもすぐに取り組めるように、短い時間でのトレーニング方法を紹介していきます。
誰もが「メンタルは強くありたい」と思っています。しかし、一朝一夕で強くなるものではありません。そこで諦めないでください。1日の少しの時間をメンタル強化のために使い、心(脳)の正しい使い方を学習しましょう。
* * *
第1回は"楽しむ"がキーワードです。人間は良いことが起こると笑顔になります。逆にイヤなこと、苦手なことが発生すると表情は苦虫(にがむし)顔になります。誰でもそうですが、負のオーラが出始めると何をやってもうまくいきません。対人関係もテニスのプレーも勉強も然りです。「笑顔と苦虫」どちらを選択するかは、自分で決めることができます。
まず、つらいと思うことやイヤなことが起こったら、間髪入れずに「ラッキー」とコールして、同時に笑顔になってほしいのです。イヤなことの思考を一旦停止させ、なぜ「ラッキーなのか?」を考えましょう。
例えば、テニスでのプレーだと、「ミスしてラッキー、またコーチに教えてもらって成長できる」「ラッキー、手打ちはダメ、下半身で打てばいい」など。「やらされ感」から、誰にでも備わっている"気付きの感性"で自発的に練習できるようにすればいいのです。
この考えは自分磨きの1つのキッカケでもあります。「ラッキー」とコールする時に、笑顔になると言っても、つらい時に簡単に笑顔にはなれません。毎日笑顔を作る練習をしておきましょう。
今月のメンタルトレーニングは、言葉と表情、すなわち「ラッキーコールと笑顔」が鍵になります。積極的な自分をうまく引っぱり出して、一歩前へ進んでください。
◆解説=椙棟紀男
㈱トレビック代表取締役。アスリートをサポートする、メンタルアドバイザー。様々なスポーツ選手を見ており、テニスでは伊達公子や浅越しのぶを指導した経験を持つ。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2019年12月号から抜粋・再編集
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【関連記事】【伊達公子】ストレスのかかる遠征を少しでも快適にする方法。時差ぼけ対策は睡眠と空腹<SMASH>
誰もが「メンタルは強くありたい」と思っています。しかし、一朝一夕で強くなるものではありません。そこで諦めないでください。1日の少しの時間をメンタル強化のために使い、心(脳)の正しい使い方を学習しましょう。
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第1回は"楽しむ"がキーワードです。人間は良いことが起こると笑顔になります。逆にイヤなこと、苦手なことが発生すると表情は苦虫(にがむし)顔になります。誰でもそうですが、負のオーラが出始めると何をやってもうまくいきません。対人関係もテニスのプレーも勉強も然りです。「笑顔と苦虫」どちらを選択するかは、自分で決めることができます。
まず、つらいと思うことやイヤなことが起こったら、間髪入れずに「ラッキー」とコールして、同時に笑顔になってほしいのです。イヤなことの思考を一旦停止させ、なぜ「ラッキーなのか?」を考えましょう。
例えば、テニスでのプレーだと、「ミスしてラッキー、またコーチに教えてもらって成長できる」「ラッキー、手打ちはダメ、下半身で打てばいい」など。「やらされ感」から、誰にでも備わっている"気付きの感性"で自発的に練習できるようにすればいいのです。
この考えは自分磨きの1つのキッカケでもあります。「ラッキー」とコールする時に、笑顔になると言っても、つらい時に簡単に笑顔にはなれません。毎日笑顔を作る練習をしておきましょう。
今月のメンタルトレーニングは、言葉と表情、すなわち「ラッキーコールと笑顔」が鍵になります。積極的な自分をうまく引っぱり出して、一歩前へ進んでください。
◆解説=椙棟紀男
㈱トレビック代表取締役。アスリートをサポートする、メンタルアドバイザー。様々なスポーツ選手を見ており、テニスでは伊達公子や浅越しのぶを指導した経験を持つ。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2019年12月号から抜粋・再編集
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