海外テニス

「母親として帰ってくる」約1年3か月ぶりの復帰戦を迎える大坂なおみ。海外メディアも熱視線「彼女はただ戻ってきたわけではない」

THE DIGEST編集部

2023.12.31

シーズン初戦となるブリスベン国際に臨む大坂。1年3か月ぶりの実戦復帰となる。(C) Getty Images

 現地12月31日に開幕した女子テニスツアーの2024年シーズン初戦「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/ハードコート/WTA500)。本大会には、元世界1位の大坂なおみがワイルドカード(主催者推薦)で出場しており、昨年9月の「東レ パン パシフィック オープンテニス」以来、約1年3か月ぶりの復帰を迎える。

 今年7月に娘のシャイちゃんを出産し、それから約半年という驚きのスピードで復帰を果たす大坂。現地1月1日にノーシードのタマラ・コルパチュ(ドイツ/世界84位)と戦うが、はたしてこの初戦では、どんなプレーが見られるだろうか。ツアーの舞台に帰ってきた元世界女王の1試合目には、海外メディアからの視線も熱い。

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 現地30日、欧州のスポーツ専門局『Eurosport』は、「カムバック・イヤーに最も活躍するのは誰か?」と題した記事を掲載。24年シーズンの開幕戦では、大坂に加えて男子テニス元世界1位のラファエル・ナダル(スペイン/672位)など大物選手の復帰が多い点に触れ、「このテニスシーズンは復活の年になるだろう」と報じた。

 なかでも大坂に関しては、「ただ出場するためだけに戻ってきたわけではないと明言している」と記述。今月初めに本人が「娘のためにプレーしたい」と心境を明かしており、「ここ数年、メンタルヘルスの問題と闘ってきた彼女だが、現在は、テニスに対して違った視点を持っているようだ」と精神面の変化が指摘された。

 また、米専門メディア『Tennis.com』は、「通常あまり盛り上がらずに開幕するのが、テニスの新シーズン」としながらも、「24年は、ナダルとオオサカのおかげで最初から注目度がかなり高い」と言及。「母親としてオオサカが帰ってくる」と続け、「どれ程の準備ができているか、見ものだ」と期待が記されていた。

構成●THE DIGEST編集部
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