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海外テニス

打球直撃のボールガールへナダルが優しく謝罪!世界1位が見せた神対応に称賛の声【全豪オープン】

スマッシュ編集部

2020.01.24

ボールガールに打球を当ててしまったナダルが慌てて駆け寄ると、少女は「大丈夫」と照れ笑い。その表情に安堵したナダルは少女を労わるように頬へキス。試合後は自身の付けていたヘッドバンドをプレゼントした。写真=山崎賢人(THE DIGEST写真部)

ボールガールに打球を当ててしまったナダルが慌てて駆け寄ると、少女は「大丈夫」と照れ笑い。その表情に安堵したナダルは少女を労わるように頬へキス。試合後は自身の付けていたヘッドバンドをプレゼントした。写真=山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 2020年全豪オープン(オーストラリア・メルボルン)は1月23日(木)、男女シングルス2回戦ほかが実施され、ナイトセッションには前回大会準優勝者で世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)が登場。フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)を6-3、7-6(4)、6-1のストレートで下したが、その試合で、ナダルの優しい人柄が感じられる神対応シーンが見られた。

 それはセットカウント2-0で迎えた第3セットの第6ゲームに訪れた。

 193センチの長身から放たれるデルボニスの弾丸サービスを、渾身のスイングでナダルが振り抜くと、なんと打球は審判台の横に立つボールガールに一直線。そのまま少女の頭部を直撃したのである。
 
 慌てて駆け寄るナダルが心配そうにボールガールの帽子のつばを上げ、顔を覗き込む。すると少女は「大丈夫」とばかりに照れ笑いを浮かべる。これに安堵したのかナダルは、そっと少女の頬に顔を寄せ、ねぎらうように優しくキス。この光景に会場のファンも目を細めた。

 そして気を取り直して戦いに戻ったナダルは、このゲームで相手のサービスをブレークすると、サービングフォーザマッチで迎えた第7ゲームきっちりとキープして勝利を手にした。だが、これで終わりではなかった。

 試合を終えたナダルは審判と握手を交わすと、その横でヒザを曲げているボールガールに近づき優しく声をかけ、自身が試合中に着けていたヘッドバンドをプレゼントしたのである。世界ナンバーワンはプレーも一流だが、人への優しさでもナンバーワンであった。

 そのシーンがSNSで公開されると、「彼こそが真のスポーツマンだ」「スペインのスポーツ史に残る名場面!」「あなたは試合に勝ち、私たちの心にも勝った」など、称賛の声が数多く寄せられている。

構成●スマッシュ編集部

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