スーパースターの復帰に世界女王も熱い視線を注いでいる。

　現地１月１日、女子テニスツアー開幕戦「ブリスベン国際」（オーストラリア・ブリスベン／ハードコート／WTA500）のシングルス１回戦が行なわれ、ワイルドカード（主催者推薦）で約１年３か月ぶりの実戦を迎えた大坂なおみは、タマラ・コルパチュ（ドイツ／世界84位）と対戦。6-3 7-6でストレート勝ちを収め、２回戦に進出した。

　昨年７月に娘のシャイちゃんを出産し、強い母親となってコートに戻ってきた大坂。『WTA Insider』の公式X（旧ツイッター）によると、男女混合の国別対抗戦「ユナイテッドカップ」に出場している世界女王のイガ・シフィオンテク（ポーランド／１位）が、「ナオミ・オオサカが戻って来てくれて本当に嬉しい」と歓迎の意を表したと伝えている。

　昨季、全仏オープンで２年連続３度目の優勝を果たし、ツアー最終戦のWTAファイナルで初制覇を飾るなど、ツアー６勝の活躍で２年連続の年間１位に輝いたシフィオンテク。今回カムバックした大坂について、「コートの外でも元気だと聞いている。久しぶりに彼女と会うのが楽しみね」と話しており、再会を心待ちにしているようだ。
  　さらに、「ナオミのテニスはいつも素晴らしかった」と続けると、「浮き沈みはあったけど、いいプレーをしている。彼女に勝つのは難しかったわ」ともコメント。また、過去に大坂が全豪オープン、全米オープンを制していることに触れて、「４度のグランドスラム制覇。これは本当にすごいことよ。彼女はそれが可能だと示した」と称賛している。

　１回戦では持ち前のパワフルなサーブとストロークを武器に、あらためて世界にその強さを見せつけた大坂。２回戦は第16シードのカロリーナ・プリスコワ（チェコ／39位）と対戦予定で、再び豪快なプレーが炸裂するのか。引き続き、期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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