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海外テニス

体調に不安を抱える西岡良仁が全豪オープン初戦へ!「5セットで肩と足がどれだけ持つか…」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.01.15

昨年は16強入りを果たした全豪オープン(写真)だが、今年はケガによる不安を抱えながら初戦を迎える西岡良仁。(C)Getty Images

昨年は16強入りを果たした全豪オープン(写真)だが、今年はケガによる不安を抱えながら初戦を迎える西岡良仁。(C)Getty Images

 2024年シーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」(1月14日~28日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)が開幕。日本からは7名の選手がシングルス本戦に出場しており、大会3日目となる明日16日には西岡良仁が登場する。

 連日現地から熱戦の模様を生中継する『WOWOW』では、戦いを前にした日本選手たちにインタビューを実施。ここではロッドレーバーアリーナ(センターコート)の第2試合でホルガー・ルネ(デンマーク/世界ランキング8位)と対戦する西岡良仁(同61位)のインタビューを紹介しよう。

―――◆―――◆―――

Q:テニス選手のオフシーズンは短いですけれど、どのように過ごしましたか?

西岡:約2カ月日本にステイできたので、比較的長かったかなと思います。1カ月弱をオフに充てていたんですけど、結構仕事で忙しかったですね。自分の時間はかなり少なかったです。ちゃんとしたオフは1週間ぐらいですね。

 テニスを始めたのは(オフシーズンのスタートから)1カ月後ぐらいでしたけど、その中で肩を最初痛めていたので、テニスがなかなかスタートできなかったというところと、肩が治らなかったので、どうしてもポイント練習とかに移行できず、時間がかかっていったので、今までみたいに全豪に向けて完璧な調整をして、テニスも良い状態で…というふうではなかったのが現実です。

Q:肩の調子は今どうですか?

西岡:ちょっと打ち方を変えたんです。痛くない打ち方をしようと。昔みたいな打ち方をするとまだ痛みがあったりしたので、なるべく痛みが出ないようなサーブの打ち方に変えました。

 もともと結構癖のある打ち方で、あまり肩を回さずに打っていたので、なるべくそこは回るように。僕は別の方法でパワーを出していたのですが、そっちに今転換していって、いろんなトライがあるんですけど、まだ慣れてない時もあってちょっと難しいです。

 基本的にストロークでは問題ないので、気になるのはサーブを打つタイミング、序盤だけです。
 
Q:前哨戦のアデレードでは足を痛めて途中棄権しましたが、足はどうですか?

西岡:数日前まで歩いても痛かったんですけど、今のところ歩いても痛くないです。昨日今日で軽く打ち出したんですけど、その中での痛みも少なくなってきています。まだずっと走り続けたりすると違和感が出てきたりしますが、試合はある程度できると思います。

 あとはポイントが始まって急な切り返し動作だったり、瞬発的な筋肉の動きを入れた時にどうなるか、まだちょっと不安ではあります。

Q:昨年はベスト16入りしました。全豪に向けての意気込みを聞かせてください。

西岡:正直言うとちゃんと調整はできてないです。完璧にゲームができたのはここ2カ月で1回もないっていうのが現実なので、それがどういうふうに向くかっていうのがわからない状況です。5セットで肩と足がどれだけ持つかまだわからないです。

Q:ナダル選手が負傷で欠場となりました。どう受け止めていますか。

西岡:ブリスベンの試合見ると問題なさそうに見えましたが、彼の中ではパーフェクトではないっていうのはあったと思うので難しいですね。今年が最後になるのでは、という話があったじゃないですか。

 オーストラリアのファンの人たちは(ナダルを)見たかったでしょうし、すごく残念だっただろうと思います。僕自身も引退される前にはもう1回試合をしたいですし、そのチャンスはどんどん減っていくと思うので、そこは残念です。

インタビュー提供●WOWOW
構成●スマッシュ編集部

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