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「ここに来て、面と向かって言ってみろ!」全豪OP2回戦でジョコビッチが観客の“罵声”に激怒!キリオスは「彼をやっつけてあげる」とジョークも<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.01.18

第4セットで観客の罵声に感情を抑えられなかったジョコビッチだが、3時間超えの熱戦を制し3回戦へ駒を進めた。(C)Getty Images

 世界王者が観客からの罵声に怒りをあらわにした。

 現地1月17日、現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」の男子シングルス2回戦が行なわれ、世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレクセイ・ポピリン(オーストラリア/世界43位)を6-3、4-6、7-6(4)、6-3で破り、3回戦進出を決めた。

 大会11度目の優勝を狙う36歳が激怒したのは、第4セットの第5ゲーム。2-2で迎えたサービスゲームで、観客の1人が罵声を浴びせたのだ。その直後、ジョコビッチは突然コート後方に向かって歩き始め、「ここに来て、面と向かって言ってみろ!」と叫んだ。

 思わず冷静さを失ってしまったが、過去全豪オープンを10度制した者の底力は計り知れない。王者は怒りの第5ゲームをキープすると、続く第6ゲームでは相手に1ポイントも与えずブレークに成功。そのまま勢いを渡さず、勝利を収める。
 
 試合後、欧米スポーツメディア『Eurosport』のインタビューに応じたジョコビッチは、観客に妨害された場面について「色々な感情が入り混じっていたよ」と当時の心境を明かす。続けて、「プレーするのに良い雰囲気ではなかったんだ。とてもイライラしていた。でも勝つためには、プレーしている状況やコンディションを受け入れなければならない」と振り返っている。

 また、同メディアのコメンテーターを務めているニック・キリオス(オーストラリア/元世界13位)は、ジョコビッチの一件に同情し、「観客がノバクに罵声を浴びせた時、俺が客席の中へ飛び込んで、その観客をやっつけてほしいならそうしてあげるよ」とジョーク交じりのコメントを残した。

 怒りを抑えきれない場面があったものの、1回戦に続きタフマッチを乗り越えたジョコビッチ。3回戦では第30シードのトマス・マルティン・エチェベリ(アルゼンチン/32位)と対戦する。次戦もどんなをパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。

構成●スマッシュ編集部

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