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【どうすればプロテニス選手になれる? 第6回】13歳までに親がするべきこと│後編<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.12.28

海外の大会に出るために、親御さんは様々な方法で情報を集めているようだ。※写真はイメージ(C)Getty Images

海外の大会に出るために、親御さんは様々な方法で情報を集めているようだ。※写真はイメージ(C)Getty Images

 錦織圭などの活躍以降、「テニス選手になりたい!」「子どもをテニス選手にさせたい!」と考えているジュニアや親が多くなりました。しかし、根本的な問題として、どうすればテニス選手になれるのでしょうか? プロになるまでの道筋を詳しく紹介していきます。

 今回は、前回に引き続きアカデミー選びとナショナル入りが大切な理由について。解説は、プロとしてツアーを回り、引退後はMTSテニスアリーナ三鷹を運営しながらコーチとして選手を指導している増田健太郎氏です。

◆  ◆  ◆

海外のITFの大会に出場するには情報が重要

 国内の大会だけではランキングが上がらないので、海外の大会にも出場しにいきます。ここで難問なのが、どの大会に出るかということ。ネットで大会を見ながら考えていくのですが、トップジュニアの親は情報収集に熱心です。

 現在14歳以下(※2017当時。以下同)でトップジュニアの末岡大和君の父、善之氏は、兵庫のビーンズドームで行なわれる、コーチのための講習会に参加してITFの情報などを収集したと言います。また、杉山愛さんのコーチをしていた方からアドバイスを頂いたりもしているそうです。
 
 同じ14歳以下でトップジュニアの磯村心君の父は、「やすいそ庭球部」でコーチをしている忍氏。「11歳から12月にアメリカで開催されるエディハーとオレンジボウル(※この2大会は18歳以下がITFジュニア大会で、16歳、14歳、12歳以下は違う)に出場していて、それは岩本功さんが引率してくれていました」と言い、その縁で岩本氏からアドバイスをもらっていたそうです。

 岩本氏はナショナルの16歳以下の監督。この遠征にはナショナルとは関係なく引率をされていたそうですが、多くの情報を持っているのは確かです。他にもメーカーさんの知り合いからも教えてもらったりと、様々な方法で情報収集をしていました。

ナショナルに選ばれておくことの重要性

 磯村親子はITFジュニアの初大会を韓国の大会に決め、2人で行ってきたそうです。わからないことだらけの中、手探りで学んでいったとか。おそらく2回目は要領がわかってもっと簡単に参戦できることでしょう。しかしこれも親がコーチだから一緒に学びながら遠征に行けたとも言えます。増田氏が言う、「14歳以下、早いかもしれないけど12歳以下から国内の大会で上位にいなければダメです」という言葉の意味がわかってきます。

 つまり、「その段階でトップにいればナショナルジュニアチームとして登録されるので、遠征へのチャンスも大きく膨らみます。協会の遠征があるから来ないかと誘われるケースもあります。ただし、大体自腹で、協会が負担してくれるケースは少ないと思います。ただ、引率者は付いてくれます。そのルートに乗り遅れると、スムーズに移行できなくなるので、全て自分で行なわなくてはいけないため、とても苦労することになります」。
 
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