「テニスコートの妖精」と呼ばれ、日本でも人気を博したロシア出身のマリア・シャラポワ。美しさもさることながら、女子選手で10人目の生涯グランドスラムを達成した伝説の選手でもある。
圧倒的な強さを誇るシャラポワだが、2019年シーズンの年間ランキングは131位で終えている。持病である右肩の負傷が原因で、8大会、15試合しか出場できなかったためだ。しかしシャラポワは、必ずカムバックし、より高いレベルの選手を打ち破ることを胸に誓っていると、WTAが発信した。
19日(現地時間)、アブダビで行なわれたエキシビションマッチに参加したシャラポワは、アジュラ・トムヤノビッチに6-4、7-5で勝利した直後のインタビューで、「コートに立つのが大好き。勝機を見つけた時は、テニスコートにいることを心底楽しんでいる」と明かした。
「選手引退後の目標や夢はあるけれど、私はまだ情熱に燃え続けている最中よ。起きてすぐの私は、ウェアに着替えてトレーニングをすることだけを考えている。良いテニス選手でいるために…」と、心境を告白した。
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda
圧倒的な強さを誇るシャラポワだが、2019年シーズンの年間ランキングは131位で終えている。持病である右肩の負傷が原因で、8大会、15試合しか出場できなかったためだ。しかしシャラポワは、必ずカムバックし、より高いレベルの選手を打ち破ることを胸に誓っていると、WTAが発信した。
19日(現地時間)、アブダビで行なわれたエキシビションマッチに参加したシャラポワは、アジュラ・トムヤノビッチに6-4、7-5で勝利した直後のインタビューで、「コートに立つのが大好き。勝機を見つけた時は、テニスコートにいることを心底楽しんでいる」と明かした。
「選手引退後の目標や夢はあるけれど、私はまだ情熱に燃え続けている最中よ。起きてすぐの私は、ウェアに着替えてトレーニングをすることだけを考えている。良いテニス選手でいるために…」と、心境を告白した。
そんなシャラポワがライフモデルとしているのは、33歳のラファエル・ナダルだ。ナダルも、ヒザの故障を抱え、ツアー出場を断念せざるを得ない時期を経験した。それでも、治療を経て、自分の身体と相談しながら大会へ出場。そして、2019年はナンバーワン選手に返り咲いた。シャラポワは、そんなナダルのキャリアに尊敬の念を抱いているという。
「多くの試合に出場することは、身体が健康であるからこそ可能になり、それらは一つひとつの的確な決断によるものだと思う」とシャラポワは語る。試合の時、常に自信を持てる状態で臨む。そんなナダルの姿勢から、学ぶことがたくさんある…と。
「2020年は最大のチャレンジの年になると思う」と語るシャラポワ。「オーストラリアに行って、身体の様子を見るのが楽しみ」と、全豪オープンに向けて準備していることを示唆した。
26日(現地時間)から始まるハワイオープンにも出場予定のシャラポワ。来たる2020年シーズンにも、新たな伝説を生み出す可能性がある。
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda