海外テニス

錦織圭が初めてラケットを握った地、ハワイについて語る。スター選手が集結するエキジビションマッチへ

誉田優

2019.12.24

ハワイ・オープンに出場予定の錦織が、ハワイ地元メディアのインタビューに答えた。(C)Getty Images

 12月26日から28日(現地時間)にかけて、エキシビションマッチの「ハワイ・オープン」が開催される。

 男子出場者は、テイラー・フリッツ、サム・クイリー、ジョーダン・トンプソン、クリスティアン・ハリソン、そして昨年度チャンピオンの錦織圭の5人。女子は、マリア・シャラポワ、アンジェリーク・ケルバー、ダニエル・コリンズ、土居美咲、ヤニナ・ウィックマイヤーの5人と、豪華メンバーが勢揃いする。

 ハワイ地元メディアの『Mid Week』では、この大会について主催者と錦織のコメントを紹介している。
 「オアフに再び錦織を迎えられることがうれしい」と、大会主催のカイラ・ゴールドスミスは語る。「錦織は素晴らしい人物である上に、ファンの期待に応える。だからこそ、彼はファンに愛されているのだろう」と、再会を心待ちにしているようだ。
 
 ハワイ地元メディアのインタビューに答えた錦織は「ハワイが美しい島であるのに加えて、日本の方も多いのでリラックスできる。昨年は、ハワイの人々と交流ができ、ハワイ島をさらによく知ることができてとてもうれしかった」と語る。
 
 彼にとって、ハワイには特別な思い出がある。初めてラケットを握ったのがハワイの地だったと、両親から聞かされているのだ。その時の経験は幼すぎて覚えていないとのことだが、5歳から本格的にテニスに取り組んだことや、幼い頃からプロ選手として活躍することを夢見ていたことに影響を及ぼしているだろう、と思いを寄せる。

 10月には、長年悩まされていた右ヒジの手術を受け、ようやく復帰へ向けて始動したばかりの錦織だが、今月初旬ごろの会見では「(ケガからの)復帰は2月になるかもしれない」との発言もあった。実際のプレーはかなり難しく、大会への出場は危ぶまれる状況だが、JALやユニクロでのイベントが予定されているため、ハワイ入りすることは間違いないようだ。公表されたドローでは1回戦でクエリーと対戦する予定となっている。
 
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対戦相手が発表された錦織だが、出場は危ぶまれる・・・