錦織圭が復帰戦として予定していた「ハワイオープン」を、欠場することを発表した。日本時間の12月27日午前、自身のツイッターに以下のコメントを掲載した。

「残念ながら、今年はハワイオープンを欠場しなければなりません。僕はまだ100％の準備ができていません。僕はここに来るのが好きだし、今週ここでテニスファンのみんなと会えることを楽しみにしていたので、とても残念な気持ちです」

　ハワイオープンは現地時間の12月26日から28日まで（日本時間27日～29日）、ホノルルで開催されるエキジビションマッチ。錦織は大会２日目の準決勝から登場する予定で、サム・クエリー（米国）と対戦するドローが組まれていた。

　この大会には男女あり、テイラー・フリッツ（米国）、アンジェリーク・ケルバー（ドイツ）、土居美咲（日本）、マリア・シャラポワ（ロシア）らが出場予定だが、錦織の他にミロス・ラオニッチ（カナダ）、ビアンカ・アンドレスク（カナダ）らがエントリーを取りやめている。錦織はすでに現地入りし、ファンとの交流イベントなどを楽しんでいたが、試合直前での欠場発表となった。
  　錦織は８月末の全米オープン後、ツアーを離脱し、10月に右ヒジを手術。その後リハビリに励んでいた。復帰のスケジュールとして、このハワイオープンを経て、１月３日開幕のツアー公式戦、ATPカップ（団体戦）に出場する予定だったが、調整を迫られそうだ。

　12月４日の契約メーカーの会見で錦織は、その時点でまだスポンジボールしか打てておらず、「戻ってくるのは来年の１月のどこかか、２月になるかもしれない。様子を見ながらというところです」と述べていた。その状況からすると、ハワイオープンの欠場は致し方ないが、全豪オープンや北米ツアーへの影響はどうなのか。リハビリの進み具合が気に掛かるところだ。

構成●スマッシュ編集部

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