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海外テニス

錦織圭、全豪オープン欠場へ。「ハードワークをしてなるべく早くコートへ戻りたい」

スマッシュ編集部

2019.12.30

10月に右ヒジの手術をした錦織はイベントでも左手でスポンジボールを打っていた。写真:滝川敏之

10月に右ヒジの手術をした錦織はイベントでも左手でスポンジボールを打っていた。写真:滝川敏之

 錦織圭が12月30日、自身のアプリで、1月に行なわれるATPカップと、全豪オープンの欠場を発表した。

「残念ですが、ATPカップと全豪オープンを欠場する。チームで話し合い、高いレベルでプレーするための準備が100%できないと判断した」と報告し、「全豪は自分にとって、お気に入りの大会。チームと一緒になるべく早くコートに戻るためにハードワークをしたい」と復帰へ向けて意気込んだ。

 錦織は6月頃から苦しめられた右ヒジの痛みにより、8月末の全米オープン以降大会の出場を見合わせている。休養だけでの回復は難しく、10月に骨棘除去の手術を行ない、その後リハビリに励んでいた。

 12月27日には復帰戦として予定していたエキジビションマッチ、「ハワイオープン」を、欠場することを発表しており、1月の大会出場も危ぶまれていた。
 
 12月29日に、30歳の誕生日を迎えた錦織は、ボール型のケーキを前に笑顔の写真を同じアプリに掲載しており、テニスに復帰できていないことを除けば、心身ともに健康な様子が見受けられる。年明けからは復帰へ向けた本格的な練習を開始し、大会への復帰は2月頃になる見込みだ。

 錦織が欠場を表明したATPカップは、1月3日~12日まで開催される新しい国別対抗戦で、日本は1月4日に初戦のウルグアイ戦が予定されている。この欠場の表明により、シングルスの№1はランキング73位の西岡良仁が担うことになる。
 
 また、出場予定であった、内山靖崇も右太ももの肉離れでATPカップの欠場を表明しており、41歳、現役ATPランカーの松井俊英が招へいされている。

構成●スマッシュ編集部

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