テニス競技はメンタルによって大きく結果が左右されるスポーツです。しかし、メンタルを強化したいけれど「なんか大変そうだ」と敬遠している人はいないでしょうか。
本シリーズでは一般プレーヤーに向けて、伊達公子氏や浅越しのぶ氏といった日本テニス界をけん引したトップ選手の指導経験を持つメンタルアドバイザー椙棟紀男氏に、簡単に身に付くメンタルの強化方法を伝授してもらいます。
* * *
あなたは、いざという場面で頼れる「やる気のスイッチ」を持っていますか? やる気のスイッチとは、何かに全集中するキッカケとなる動作や言葉のことです。
第12回(前回)のメンタル強化法「ルーティン名人になろう!」で話したのは、集中力を高めるための方法についてで、リズム感のあるものでした。今回は続編として、自分の能力を最大限に発揮するために必要な「パフォーマンス・スイッチ」を考えてみたいと思います。
あなたは、どんな時にやる気のスイッチが欲しいですか? 例えば、強気の自分を演出したい時や、つらくて苦しい自分を認め自分を励ましてあげたい時。意識の焦点を変えたい時(間違った集中の変換)などが考えられます。
人はその時々の状況や気分に左右されて行動やプレーをします。そこで、ルーティンよりも積極的な行為の「やる気のスイッチ」をうまく活用して、やる気モードに入れるようにしてほしいのです。
具体的なスイッチの例をいくつか挙げると、身体の一部を叩いて気合いを入れる。ボールに魂(言葉)を注入する。ダブルスのパートナーとのエール交換「お前はやれる!」「絶対やれる!」。高くジャンプをする。ミスした後の全力素振り、などです。
自分にとっての「やる気のスイッチ」を考えて、使えるように準備しておいてください。準備とは、練習中からこの行動や言葉を発した後に、やる気モードに入ることを繰り返しておくことです。
また試合では、不敵に笑う。胸を張る。プラスの言葉を使うなどを心掛けるのがお勧めです。この3つが揃えば、誰でも心(メンタル)が強くなります。
やる気のスイッチは日常生活でも活用できます。例えば、「さあ、やるぞ!」と声に出して言うことでやる気モードに入る。1度大きく息を吐くことで、リラックスモードに入るなどです。このように普段の生活から、ONとOFFを意識して、強引にそれぞれのモードに入ることに慣れておけば、試合でも使いやすくなります。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2021年4月号から抜粋・再編集
【PHOTO】「その判定、ちょっと待った!」試合で見かけるキリオスらトップ選手と審判の熱いやりとり
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あなたは、いざという場面で頼れる「やる気のスイッチ」を持っていますか? やる気のスイッチとは、何かに全集中するキッカケとなる動作や言葉のことです。
第12回(前回)のメンタル強化法「ルーティン名人になろう!」で話したのは、集中力を高めるための方法についてで、リズム感のあるものでした。今回は続編として、自分の能力を最大限に発揮するために必要な「パフォーマンス・スイッチ」を考えてみたいと思います。
あなたは、どんな時にやる気のスイッチが欲しいですか? 例えば、強気の自分を演出したい時や、つらくて苦しい自分を認め自分を励ましてあげたい時。意識の焦点を変えたい時(間違った集中の変換)などが考えられます。
人はその時々の状況や気分に左右されて行動やプレーをします。そこで、ルーティンよりも積極的な行為の「やる気のスイッチ」をうまく活用して、やる気モードに入れるようにしてほしいのです。
具体的なスイッチの例をいくつか挙げると、身体の一部を叩いて気合いを入れる。ボールに魂(言葉)を注入する。ダブルスのパートナーとのエール交換「お前はやれる!」「絶対やれる!」。高くジャンプをする。ミスした後の全力素振り、などです。
自分にとっての「やる気のスイッチ」を考えて、使えるように準備しておいてください。準備とは、練習中からこの行動や言葉を発した後に、やる気モードに入ることを繰り返しておくことです。
また試合では、不敵に笑う。胸を張る。プラスの言葉を使うなどを心掛けるのがお勧めです。この3つが揃えば、誰でも心(メンタル)が強くなります。
やる気のスイッチは日常生活でも活用できます。例えば、「さあ、やるぞ!」と声に出して言うことでやる気モードに入る。1度大きく息を吐くことで、リラックスモードに入るなどです。このように普段の生活から、ONとOFFを意識して、強引にそれぞれのモードに入ることに慣れておけば、試合でも使いやすくなります。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2021年4月号から抜粋・再編集
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