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海外テニス

大坂なおみが賭け屋の心ないメッセージにツイートで切り返し。ファンから「ポルトガル人を代表して謝ります」「そんなの無視して」

THE DIGEST編集部

2020.01.08

テニス選手を苦しめる賭け屋のヘイトメッセージに対し、大坂はあえて余裕の対応?(C)Getty Images

テニス選手を苦しめる賭け屋のヘイトメッセージに対し、大坂はあえて余裕の対応?(C)Getty Images

 テニス選手を苦しめる賭け屋によるヘイトメッセージは日常的と言われ、中にはそれによって心を痛め、プレーができなくなる選手もいる。世界3位の大坂なおみもその被害者の一人のようで、1月7日に行なわれたブリスベン国際1回戦の後、Twitterでその被害を彼女らしく提言した。

 英語とポルトガル語が混ざったヘイトメッセージは、ギリシャのマリア・サッカリ戦で第2セットを失った後に送られたようで、「お前のせいで50ユーロ失った」といったことを汚い言葉で罵っていた。

 しかし、試合は1セットオールからファイナルセットで挽回し、6-2、6-7(4)、6-3で大坂の勝利となる。その後、メッセージの送り主は一転して、「おめでとう。あなたを信じていなくてごめんなさい」と大坂へ賛辞を寄せた。
 
 どうやら大坂の勝利によって利益を得たとも思われる“自称ポルトガル人”からのメッセージに対し、スクリーンショットとともにTwitterに掲載した大坂のコメントは「どういたしまして、って感じ?」の一言。

 この、彼女らしいシニカルな対応にファンは、
「負ける余裕がないなら賭けなんかしないで!」
「ポルトガル人を代表してあなたに誤ります」
「そんなのは無視して、削除、ブロックよ」
「そんなの読む必要ない」
「気にしないで、ナオミ。いたるところにバカはいます。私はポルトガル人ですが、あなたが大好き!」
「私たちはみんなナオミを愛しているわ」
「気にすることなんかない」
 と元気づけるメッセージを寄せた。

 ヘイトメッセージに苦しむ選手は多いものの、声を上げる選手はまだ多くはない。世界ランキング3位の大坂が、あえてこの現状を発信したことは大きな価値がある。

構成●THE DIGEST編集部
 
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