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国内テニス

【全国小学生テニス】男子決勝はオトリエ龍馬が安居院虹斗を破り優勝!「強い気持ちで行こうと思っていた」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.08.12

写真左から、準優勝:安居院虹斗、優勝:オトリエ龍馬、3位:佐藤琉輝、4位:大畑慶祐。写真:田中研治(本誌写真部)

写真左から、準優勝:安居院虹斗、優勝:オトリエ龍馬、3位:佐藤琉輝、4位:大畑慶祐。写真:田中研治(本誌写真部)

 全国各地で実施された予選を勝ち抜いた小学生プレーヤーが頂点を目指す大会「第42回第一生命全国小学生テニス選手権大会」(8月7日~8日/武蔵野ローンテニスクラブ、9日~11日/ 第一生命相娯園テニスコート/クレーコート)は、大会最終日となる11日に男女シングルス決勝と3位決定戦を実施した。

 男子決勝は、第1シードのオトリエ龍馬(神奈川・犬蔵小⑥)が6-2、6-1で第2シードの安居院虹斗(滋賀・青山小⑥)を破り優勝した。

 5月に開催され全国選抜ジュニアで優勝しているオトリエは、今大会でも身長170センチから放たれるパワフルで多彩なショットを武器に勝ち星を重ねての決勝進出。決勝の相手である安居院とは過去に対戦経験がないため「どんなテニスをするのか」と不安に感じる部分もあったが、「強い気持ちで行かないとプレーがネガティブになってしまうから」と第1セットから積極的に仕掛けて3ゲームを連取する。

 第4ゲームでは安居院のサービスキープを許すも、オトリエは自身のペースを落とすことなくその後もポイントを重ね、6-2で第1セットを押し切る。

 トイレットブレークを挟んで始まった第2セットは、第1ゲームでサービスダウンを喫するが「なるべくダブルフォールトとかのもったいないミスをしないようにと心掛けた」ことで試合の流れを渡さず。安居院が得意とする高低差のある緩急織り交ぜた展開にも動じることなくポイントを重ね、第2ゲームからは一気に6ゲームを連取して6-1。全国選抜ジュニアに続き、全国小学生のタイトルも手にした。
 
 優勝したオトリエの次なる目標は「全日本ジュニア」(8月26日~9月6日/東京・有明テニスの森公園)である。「今までどおり自分の苦手な部分を練習して、克服するには少し時間がかかるかもしれませんが、そうした練習の成果が試合で出せるようにしたいです」と3冠達成に向けて意気込みを口にした。

 一方、準優勝の安居院は「去年は4位だったので今年準優勝できたことはうれしいですが、どうせなら優勝したほうがもっとうれしかったと思います。全日本ジュニアはハードコートなのでイレギュラーとかもないから、今日のような変化のあるボールを使って勝ちたいです」と気持ちを切り替え前を向いた。

 なお、決勝と同時進行で実施された3位決定戦は、第3シードの佐藤琉輝 (神奈川・西落合小⑥)が、4-6、6-3、7-5のフルセットの末、逆転で第7シードの大畑慶祐 (東京・谷戸小⑥)に勝利した。

※学校名の後の丸数字は学年

取材・文●小松崎弘(スマッシュ編集部)

【画像】第42回全国小学生テニス選手権大会最終日のフォトギャラリー

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