団体と個人に分かれて中学生テニスの頂点を懸けて戦う「全国中学生テニス選手権大会」（団体戦８月18日～19日、個人戦８月20日～21日／富山県・岩瀬スポーツ公園テニスコート）。今年で第51回を迎えた伝統の大会は21日、男女個人戦のシングルスとダブルスの準々決勝から決勝が行なわれた。
シングルス32ドロー、ダブルス16ドローで実施される個人戦は全て１セットマッチ（６ゲームズオール、７ポイントタイブレーク）。短期決戦を勝ち抜くには優れたスキルはもちろんだが、暑さに負けないスタミナや高い集中力なども求められる。
女子シングルスは今年で「全中」３度目の挑戦となった服部天寧が悲願のタイトルを手にした。「１年生の時も、２年生の時も２回戦負けで、今年はなんとかその壁を乗り越えられて、しかも優勝できて本当にうれしいです」と喜びを口にする服部。
「攻撃が好き」だが「ミスも多い」と自己分析する服部。だが今回の全中では「行ける時と行けない時を見分けてプレーにメリハリを付けるようにした」という。その甲斐あってか常に状況を冷静に分析しつつ戦い、準決勝では第２シードの島田菜帆に6-1で勝利。決勝でも多彩なショットを武器に第１シードを破って来た北岡美空に思うようにプレーをさせず。こちらも6-2と振り切って頂点へと駆け上がった。
「初めての全国のタイトルを手にして自信が付きました。この後に続く全日本ジュニアでも、自信を持って積極的にプレーできればと思います」と戦いを終えた服部は笑顔を見せた。
一方、女子ダブルスは団体戦で山陽女学園の５連覇に貢献している２年生コンビの小田朱莉／田中愛が、第１シードを守り切って個人戦でも優勝して二冠を達成した。準優勝はノーシードの小笹悠夏／大森唯愛が輝いた。
大会最終日の結果は以下の通り。
【女子シングルス】
■準々決勝
北岡美空③（大阪・泉佐野市立佐野）[5-8] 〇6-4●島村桜良③（埼玉・川口市立十二月田）[1]
西脇美結②（大阪・富田林市立葛城）[3-4]〇6-3●伊東来春③（福岡・福岡市立花畑）[5-8]
服部天寧③（三重・四日市市立大池）[3-4]〇6-3●坂田芽優②（東京・富士見丘）
島田菜帆③（神奈川・横浜市立戸塚）[2]〇6-2●吉澤小夏③（滋賀・立命館守山）
■準決勝
北岡美空③[5-8] 〇6-3●西脇美結②[3-4]
服部天寧③[3-4]〇6-1●島田菜帆③[2]
■決勝
服部天寧③[3-4] 〇6-2●北岡美空③[5-8]
【女子ダブルス】
■準決勝
小田朱莉②／田中愛②（広島・山陽女学園）[1] 〇7-5●札場花埜③／札場木葉①（千葉・柏市立西原）
小笹悠夏③／大森唯愛②（広島・広島市立大塚）〇6-3●池谷茉利子③／金子結禾③（神奈川・東海大相模）
■決勝
小田朱莉②／田中愛②[1] 〇6-3●小笹悠夏③／大森唯愛②
名前の後の丸数字は学年、[ ]内の数字はシード番号
取材・文●小松崎弘（スマッシュ編集部）
【画像】2024年度国中学生テニス選手権大会個人戦スナップ集
【全国中学生テニス選手権】女子個人戦シングルスは第１シードの島村桜良と第２シードの島田菜帆がともに８強入り＜SMASH＞
【関連記事】伊達公子／高校を選ぶ時に大事なこと。卒業後のプロか大学かは成熟度が目安
シングルス32ドロー、ダブルス16ドローで実施される個人戦は全て１セットマッチ（６ゲームズオール、７ポイントタイブレーク）。短期決戦を勝ち抜くには優れたスキルはもちろんだが、暑さに負けないスタミナや高い集中力なども求められる。
女子シングルスは今年で「全中」３度目の挑戦となった服部天寧が悲願のタイトルを手にした。「１年生の時も、２年生の時も２回戦負けで、今年はなんとかその壁を乗り越えられて、しかも優勝できて本当にうれしいです」と喜びを口にする服部。
「攻撃が好き」だが「ミスも多い」と自己分析する服部。だが今回の全中では「行ける時と行けない時を見分けてプレーにメリハリを付けるようにした」という。その甲斐あってか常に状況を冷静に分析しつつ戦い、準決勝では第２シードの島田菜帆に6-1で勝利。決勝でも多彩なショットを武器に第１シードを破って来た北岡美空に思うようにプレーをさせず。こちらも6-2と振り切って頂点へと駆け上がった。
「初めての全国のタイトルを手にして自信が付きました。この後に続く全日本ジュニアでも、自信を持って積極的にプレーできればと思います」と戦いを終えた服部は笑顔を見せた。
一方、女子ダブルスは団体戦で山陽女学園の５連覇に貢献している２年生コンビの小田朱莉／田中愛が、第１シードを守り切って個人戦でも優勝して二冠を達成した。準優勝はノーシードの小笹悠夏／大森唯愛が輝いた。
大会最終日の結果は以下の通り。
【女子シングルス】
■準々決勝
北岡美空③（大阪・泉佐野市立佐野）[5-8] 〇6-4●島村桜良③（埼玉・川口市立十二月田）[1]
西脇美結②（大阪・富田林市立葛城）[3-4]〇6-3●伊東来春③（福岡・福岡市立花畑）[5-8]
服部天寧③（三重・四日市市立大池）[3-4]〇6-3●坂田芽優②（東京・富士見丘）
島田菜帆③（神奈川・横浜市立戸塚）[2]〇6-2●吉澤小夏③（滋賀・立命館守山）
■準決勝
北岡美空③[5-8] 〇6-3●西脇美結②[3-4]
服部天寧③[3-4]〇6-1●島田菜帆③[2]
■決勝
服部天寧③[3-4] 〇6-2●北岡美空③[5-8]
【女子ダブルス】
■準決勝
小田朱莉②／田中愛②（広島・山陽女学園）[1] 〇7-5●札場花埜③／札場木葉①（千葉・柏市立西原）
小笹悠夏③／大森唯愛②（広島・広島市立大塚）〇6-3●池谷茉利子③／金子結禾③（神奈川・東海大相模）
■決勝
小田朱莉②／田中愛②[1] 〇6-3●小笹悠夏③／大森唯愛②
名前の後の丸数字は学年、[ ]内の数字はシード番号
取材・文●小松崎弘（スマッシュ編集部）
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