男子テニスの国別対抗戦「2024デビスカップ・ワールドグループ(WG)1部」の日本対コロンビア戦が、9月14日に東京・有明コロシアムで開幕。勝てば来年のファイナルズ予選に進出し、負ければWG1部プレーオフに回る重要な戦い。日本は初日のシングルスに西岡良仁(世界ランク54位)と錦織圭(205位)の新旧エース2人で臨み、見事2勝を挙げてチームの勝利に王手をかけた。
試合は2日間にわたり、初日にシングルス2試合(両国のNo.1対No.2)、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(No.1同士、No.2同士)を実施。先に3勝した方が勝ちとなる。
第1試合に登場した西岡は、アドリア・ソリアノバレラ(460位)を相手にクレバーなテニスで完勝した。ポイントとなったのは戦術面と体力面の2つある。ソリアノバレラはフォアは強力だがバックは弱く、ミスも多い。西岡はラリーでは色々なボールを混ぜて相手を崩したが、中でも有効だったのはバックを狙ったボールだ。
西岡のどこが嫌だったかを問われたソリアノバレラは「僕はバックが得意じゃなく、そこに高く跳ねるショットを多く使われた」ことだと語る。西岡の方は「相手はフォアに回り込みたいのが見えていたので、なるべくバックを打たせるのがベースだった。中盤以降、彼が無理して回り込んでいたのは、僕の中では作戦通り。やりたいことがハマったと思う」。
第1セットは西岡が6-2で先取。一転、第2セットは4-4まで互いにサービスキープが続く展開となったが、これも西岡の想定内だった。「セカンドは彼のサーブがいい所に入るようになった」ゆえの接戦であり、「自分のサーブは堅く取れていた」ので焦る必要はない。真夏並みの高温多湿のなか、無理して体力を消耗するようなプレーを自重した。
「普段のプレーと違って、クリアに動けない。フルで戦うと先にバテそうだった」と考えた西岡はじっと我慢のプレーを続け、ワンチャンスが来るのを待った。それが4-4での相手サービスだ。ダブルフォールト絡みでブレークポイントを得た西岡は、30-40から鮮やかなバックのカウンターでエースを奪い、値千金のブレークを果たした。次のサービスをキープし、6-4でストレート勝ちを収めた。
試合は2日間にわたり、初日にシングルス2試合(両国のNo.1対No.2)、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(No.1同士、No.2同士)を実施。先に3勝した方が勝ちとなる。
第1試合に登場した西岡は、アドリア・ソリアノバレラ(460位)を相手にクレバーなテニスで完勝した。ポイントとなったのは戦術面と体力面の2つある。ソリアノバレラはフォアは強力だがバックは弱く、ミスも多い。西岡はラリーでは色々なボールを混ぜて相手を崩したが、中でも有効だったのはバックを狙ったボールだ。
西岡のどこが嫌だったかを問われたソリアノバレラは「僕はバックが得意じゃなく、そこに高く跳ねるショットを多く使われた」ことだと語る。西岡の方は「相手はフォアに回り込みたいのが見えていたので、なるべくバックを打たせるのがベースだった。中盤以降、彼が無理して回り込んでいたのは、僕の中では作戦通り。やりたいことがハマったと思う」。
第1セットは西岡が6-2で先取。一転、第2セットは4-4まで互いにサービスキープが続く展開となったが、これも西岡の想定内だった。「セカンドは彼のサーブがいい所に入るようになった」ゆえの接戦であり、「自分のサーブは堅く取れていた」ので焦る必要はない。真夏並みの高温多湿のなか、無理して体力を消耗するようなプレーを自重した。
「普段のプレーと違って、クリアに動けない。フルで戦うと先にバテそうだった」と考えた西岡はじっと我慢のプレーを続け、ワンチャンスが来るのを待った。それが4-4での相手サービスだ。ダブルフォールト絡みでブレークポイントを得た西岡は、30-40から鮮やかなバックのカウンターでエースを奪い、値千金のブレークを果たした。次のサービスをキープし、6-4でストレート勝ちを収めた。