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女子テニス国別対抗戦「BJK杯ファイナルズ」大坂なおみら5名がメンバー入り!「十分に上位を狙えるチーム力がある」と杉山愛監督<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.09.15

15日に東京・有明で行なわれた会見で女子国別対抗戦の決勝大会「BJK杯ファイナルズ」に臨むメンバー5名が杉山愛監督から発表された。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 今年11月にスペインで開催される女子テニス国別対抗戦「ビリー・ジーン:キング・カップ」(BJK杯)の決勝大会に挑む日本代表メンバー5名が杉山愛監督より発表された。

 15日に東京・有明で行なわれたメンバー発表では杉山監督によって、現在日本女子最高ランクに位置する内島萌夏(世界61位)を筆頭に、元世界女王の大坂なおみ(同75位)、日比野菜緒(同143位)の3名がシングルス要員として、また青山修子(ダブルス世界44位)と穂積絵莉(同51位)がダブルス要員として名前が呼ばれた。

 ファイナルズは女子ツアーの最終戦が終わった4日後の11月13日から20日かけて開催されるため、出場選手は来季に向けたコンディション作りに必要なオフ期間の短縮を強いられる。そのため「(出場に向けて)即答いただけたのは1~2名で、それ以外の選手はチームと相談してから決めるとのことでしたが、最終的に1名を除いてOKをもらえました」と杉山監督は明かす。

 ちなみに出場に至らなかった1名はダブルスの柴原瑛菜だが、同選手は今季からシングルスに軸足を置いて戦っており、先の全米では予選を勝ち上がるなど急成長していることもあり「苦渋の決断だった」と杉山監督は理解を示す。ただ「そうした難しいなかでも今回、ほぼベストメンバーに近い形で臨めるというのは、幸せだなと思う」と指揮官は胸を張った。
 
 今年のファイナルズ出場国は、日本、ドイツ、イギリス、スロバキア。アメリカ、スペイン、ポーランド、ルーマニアの9カ国に加え、シード国として23年大会優勝のカナダ、準優勝のイタリア、開催国スペイン、そして主催者推薦のチェコの4カ国が加わり計12チームによって女子テニス最強決定戦が行なわれる。試合はトーナメント方式で日本は1回戦でルーマニアと対戦することが決まっており、これに勝利すると2回戦ではイタリアと顔を合わせることになる。

「1回戦で負けてしまったら、時間をかけて行ったのに、すぐに帰ってくるのは凄く嫌だなと思います」と語る杉山監督だが、「我々は1回戦でルーマニアに勝つことで勢いもついて、イタリアと戦えるというのは、かたちとしては悪くないと思います。十分に上位を狙えるチーム力というのが我々にはあるので、他のチームがどのようなメンバーをそろえてくるのか楽しみです」と自信も口にする。

 果たして「杉山ジャパン」は世界の大舞台でどんな結果を残すのか。11月の「BJK杯ファイナルズ」に注目したい。

構成●スマッシュ編集部

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