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望月慎太郎、ジャパンオープン初戦敗退!世界19位を相手に「自分のしたいプレーができなかった」と脱帽<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.09.26

1年前の本大会で大躍進を遂げた望月だったが、今年のジャパンオープンは初戦敗退を喫した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

男子テニスツアー「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(9月25日~10月1日/東京・有明/ATP500/ハードコート)では大会初日となる25日、シングルス4試合とダブルス2試合を実施。ワイルドカード(主催者推薦)で出場の望月慎太郎(世界ランク146位)はナイトセッションの第1試合を戦い、ウーゴ・アンベール(フランス/同19位)に1-6、2-6のストレートで敗れた。

 1年前の本大会でベスト4進出と大躍進を遂げた望月。本人は「(今日は)最初は緊張したが、硬さとかプレーへの影響はそこまでなかった」と振り返ったが、やはり世界トップ20がサウスポーから繰り出す打球はどれもパワフルでミスも少なくペースをつかめず。突破口を見出せないまま第1セットを1-6で落とすと、第2セットも3球目できっちりとポイントを決めてくるアンベールに太刀打ちできず。スコア2-6と突き放されて完敗した。

「自分のしたいプレーがなかなかできなかった。それだけ自分のボールの質も良くなかったし、相手に踏み込まれて打たれている場面が多かった」と脱帽する望月。

 昨年の同大会で活躍しているため、今回初戦敗退を喫したことで獲得していたポイントを失いランキングを落とすことになったが、その点については「ランキングのことはあまり気にしていない」と語り、かつてランキングを気にすることで自身が苦しんだことを踏まえて「ランキングが落ちたら受け入れて、またしっかり作り上げていきたい」と前を向いた。
 
 なお、望月の試合に続いて実施されたナイトマッチの2試合目には、錦織圭/坂本玲の即席ダブルスコンビが登場し、第1シードのナサニエル・ラモンズ/ジャクソン・ウィズロー(アメリカ)と対戦。試合はマッチタイブレークにもつれ込む接戦の末、7-6(6)、4-6、[6-10]で錦織/坂本があと一歩及ばず惜敗した。

 坂本は試合後「負けてしまったんですけど、僕の憧れの選手とこういう舞台で試合ができて、まず楽しかったというのが第一にきます。次にスコアが惜しかったので勝ちたかったな、でも楽しかったな、ていう感じです」とコメント。

 一方、錦織は「めちゃくちゃ惜しい所まで行けたので。スーパータイブレーク(マッチタイブレーク)でどちらが勝ってもおかしくないとは言えども、(相手が)サーブを入れて来たり、リターンもしっかり沈めたり、ミスしなかったり、やっぱり巧かったところはありました。けど、初めて二人でペアを組んで、どうなるかもわからないなかにしてはかなり良かったんじゃなかったかと。(坂本)玲も、スーパーショットも多くありましたし、サーブとリターンがいいので、リアクションもよかったですし。すごく悔しい試合でしたね」と試合を振り返った。

取材・文●小松崎弘(スマッシュ編集部)

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