既報の通り、元世界1位の大坂なおみ(現51位)がテニス四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の女子シングルス1回戦でカロリーヌ・ガルシア(フランス/同67位)を6-3、3-6、6-3で下し、同大会3年ぶり8度目の初戦突破を果たした。
この試合を間近で見ていた日本テニス界レジェンドの松岡修造氏が、恒例ともなった熱い分析を自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)に綴った。
「全豪オープンで、過去に2度優勝トロフィーを掲げた大坂なおみ選手が、センターコートのナイトマッチ第2試合に登場。全豪オープン3年ぶりの初戦突破です!!なおみさん、おめでとう!そして、ありがとう!」
「僕はなんとコートの真横で、試合の迫力を肌で感じることができました。対戦相手は、昨年大坂選手が全豪の1回戦で敗れたフランスのC.ガルシア選手。テンポの速い強打で攻めてくる、非常に危険な相手です」
「試合は、第1セットを大坂選手がワンサイドで取ったものの、第2セットでガルシア選手が勢いに乗り、なおみさんのプレーが一気に崩れ始めた」
そして、その時の「印象的なシーン」を2つ記した。
1つ目は「壁を見つめ自分の心を整える」と題し、「ファイナルセットの第2ゲーム。ゲームカウントは0-1、大坂選手のサーブで15-30。絶体絶命の状況。そのとき、大坂選手は相手に背中を向け、壁をずっと見つめていた。ネガティブな心とさよならし、強い自分を取り戻しているように見えた。そこから、なおみさんのプレイが大きく変わった」と分析。
2つ目は「Every point, do something(全てのポイントで何かをする)」という大坂が叫んだ言葉で、「真横にいた僕にまで、しっかりとその言葉は届いた。まさになおみさんに必要な戦術だった」としている。
そして以下のように続けた。
「ガルシア選手が完全に波に乗り、信じられないようなスーパーショットを次々と繰り出してくる中でも、すべてのポイントで自ら攻撃的し、自分のペースを掴むことができた。これこそが、大坂なおみのテニス。この試合で苦しんだ分、全豪のセンターコートで優勝したときのテニスを取り戻すことができた試合だった」
「試合が終わったのは夜中12時半。センターコートで最後まで日本の皆さんからの“がんばれ!”という声援が大きな力になっていたと感じた」
大坂は2回戦で第20シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ/20位)と顔を合わせる。通算成績1勝2敗の難敵だが、たとえ苦しい状況になったとしても、1回戦のように立て直して勝利をつかんでほしい。
構成●スマッシュ編集部
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「僕はなんとコートの真横で、試合の迫力を肌で感じることができました。対戦相手は、昨年大坂選手が全豪の1回戦で敗れたフランスのC.ガルシア選手。テンポの速い強打で攻めてくる、非常に危険な相手です」
「試合は、第1セットを大坂選手がワンサイドで取ったものの、第2セットでガルシア選手が勢いに乗り、なおみさんのプレーが一気に崩れ始めた」
そして、その時の「印象的なシーン」を2つ記した。
1つ目は「壁を見つめ自分の心を整える」と題し、「ファイナルセットの第2ゲーム。ゲームカウントは0-1、大坂選手のサーブで15-30。絶体絶命の状況。そのとき、大坂選手は相手に背中を向け、壁をずっと見つめていた。ネガティブな心とさよならし、強い自分を取り戻しているように見えた。そこから、なおみさんのプレイが大きく変わった」と分析。
2つ目は「Every point, do something(全てのポイントで何かをする)」という大坂が叫んだ言葉で、「真横にいた僕にまで、しっかりとその言葉は届いた。まさになおみさんに必要な戦術だった」としている。
そして以下のように続けた。
「ガルシア選手が完全に波に乗り、信じられないようなスーパーショットを次々と繰り出してくる中でも、すべてのポイントで自ら攻撃的し、自分のペースを掴むことができた。これこそが、大坂なおみのテニス。この試合で苦しんだ分、全豪のセンターコートで優勝したときのテニスを取り戻すことができた試合だった」
「試合が終わったのは夜中12時半。センターコートで最後まで日本の皆さんからの“がんばれ!”という声援が大きな力になっていたと感じた」
大坂は2回戦で第20シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ/20位)と顔を合わせる。通算成績1勝2敗の難敵だが、たとえ苦しい状況になったとしても、1回戦のように立て直して勝利をつかんでほしい。
構成●スマッシュ編集部
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