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海外テニス

全豪で四大大会3度目の準Vに終わったズベレフ、過去惜敗した決勝を回顧し「優勝する力があると信じなければならない」と奮起<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.02.15

四大大会のタイトルを取り切れないズベレフが、悲願達成へ向け意欲を示した。(C)Getty Images

四大大会のタイトルを取り切れないズベレフが、悲願達成へ向け意欲を示した。(C)Getty Images

 現在開催中の男子テニスツアー「IEB+アルゼンチン・オープン」(2月10日~16日/アルゼンチン・ブエノスアイレス/クレーコート/ATP250)の記者会見にアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランキング2位)が登場。その中で、先月行なわれた四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)での準優勝を振り返り、「自分には優勝する力がある」と意気込みを語った。

 第2シードとして臨んだ全豪で安定感のある勝ち上がりを見せたズベレフ。しかし、3度目の正直(過去2度の四大大会で準優勝)に挑んだ決勝では、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/同1位)にストレートで敗退。またしても優勝に手が届かず、試合後には「優勝トロフィーの横に立ちながら、それを掲げられないのは本当に悔しい」とスピーチした。

 若くからプロの世界で活躍しツアー通算23勝を誇るズベレフだが、世界最高峰の舞台である四大大会のタイトルは未だ獲得できていない。

 ちなみに、四大大会で初の決勝に進出となった2020年の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)では、昨年10月に現役引退したドミニク・ティーム(オーストリア)にフルセットの末に惜敗。24年の「全仏オープン」(フランス・パリ)決勝でも、カルロス・アルカラス(スペイン/同3位)にフルセットにもつれ込みながら敗れている。
 
 ブエノスアイレスでの会見に出席したズベレフは「全豪の決勝は力不足だった」と無念の心境を吐露。そして過去2度にわたり悔しい思いをしてきた四大大会決勝を次のように振る。

「過去2つの決勝はファイナルセットで負けた。1つは全米でティームと対戦した時で、2セットを取ってブレークし、サービング・フォー・ザ・マッチだった。あの試合は本当に後悔している。そしてアルカラスとの対戦でも2セットを先に取っていたから、勝てるチャンスはたくさんあった」

「僕には実力がないのかもしれないと悔やむことがある。それでも自分自身を信じ続けなければならないし、グランドスラム(四大大会)で勝てるだけの力が自分にはあると信じなければならないんだ」と悲願達成へ向け意欲を示した。

「アルゼンチン・オープン」に第1シードとして出場しているズベレフ。5月下旬開幕の四大大会「全仏オープン」に向け、クレーコートでの戦いに自信を深めていきたいところだ。

構成●スマッシュ編集部

【動画】「IEB+アルゼンチン・オープン」大会3日目のハイライト!ズベレフ対ラヨビッチは6:58~

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