現地3月5日に開幕した女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)に第1シードで出場する世界ランキング1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が、初戦に先駆けて行なわれた記者会見に出席。その中で今年1月の四大大会「全豪オープン」決勝での敗戦が自身にとって非常につらい出来事だったと明かした。
2023年と24年の全豪を制していた26歳のサバレンカは、今年の同大会でも失セット数を1に抑える見事な勝ち上がりを見せて決勝へ進出。しかし最後はマディソン・キーズ(アメリカ/現5位)に3-6、6-2、5-7のフルセットで敗れ、惜しくも1999年のマルチナ・ヒンギス(スイス/元1位)以来となる大会3連覇はならず。試合後にサバレンカはラケットを何度も叩きつけて破壊し、悔しさをあらわにしていた。
メルボルンでの敗戦を振り返り、「過去にもいくつかつらい負け方を経験したけど、正直に言ってあれを受け入れるのは難しかった。(全豪で負けたことを)考えるのをやめて先に進めるようになるまで1週間ほどかかった」と明かしたサバレンカ。その証拠に2月に参戦した中東シリーズのWTA1000「カタール・オープン」と「ドバイ選手権」はいずれも早期敗退に終わっていた。
だが今はもう気持ちを切り替えているという。「今はそれを乗り越えたと思うし、タイミングが来たらリベンジする準備もできている。あの敗戦はもう過去のこと。ああいったタフな敗戦を経験するのは良いことだと思うし、次回はもっと良い結果が出るはず」とポジティブな言葉を続けた。
「BNPパリバ・オープン」での初タイトル獲得へ向け、26歳の女王は闘志を燃やしている。インディアンウェルズでの最高成績は23年の準優勝。その時は決勝でエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/現7位)に6-7(11)、4-6で敗れていた。それを踏まえてサバレンカは今大会に臨む上での並々ならぬ意欲をこう示した。
「ここでタイトルを獲得することは、私にとってとても意味のあるものになるはず。2023年の決勝でエレーナに負けた試合はとても厳しい内容だった。あの時は自滅してしまったと思う。アンフォーストエラーを多く犯し、試合の流れを相手に渡してしまった。それでもインディアンウェルズでは素晴らしい経験をしたから、ずっとこの大会で優勝したいと思っていた。あの美しいトロフィーを自宅に飾れたら最高だなと思う」
なおサバレンカはシード勢のため1回戦は免除。初戦となる2回戦ではアナ・ブリンコワ(ロシア/同82位)とマッカートニー・ケスラー(アメリカ/同48位)による1回戦の勝者と対戦する。
文●中村光佑
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2023年と24年の全豪を制していた26歳のサバレンカは、今年の同大会でも失セット数を1に抑える見事な勝ち上がりを見せて決勝へ進出。しかし最後はマディソン・キーズ(アメリカ/現5位)に3-6、6-2、5-7のフルセットで敗れ、惜しくも1999年のマルチナ・ヒンギス(スイス/元1位)以来となる大会3連覇はならず。試合後にサバレンカはラケットを何度も叩きつけて破壊し、悔しさをあらわにしていた。
メルボルンでの敗戦を振り返り、「過去にもいくつかつらい負け方を経験したけど、正直に言ってあれを受け入れるのは難しかった。(全豪で負けたことを)考えるのをやめて先に進めるようになるまで1週間ほどかかった」と明かしたサバレンカ。その証拠に2月に参戦した中東シリーズのWTA1000「カタール・オープン」と「ドバイ選手権」はいずれも早期敗退に終わっていた。
だが今はもう気持ちを切り替えているという。「今はそれを乗り越えたと思うし、タイミングが来たらリベンジする準備もできている。あの敗戦はもう過去のこと。ああいったタフな敗戦を経験するのは良いことだと思うし、次回はもっと良い結果が出るはず」とポジティブな言葉を続けた。
「BNPパリバ・オープン」での初タイトル獲得へ向け、26歳の女王は闘志を燃やしている。インディアンウェルズでの最高成績は23年の準優勝。その時は決勝でエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/現7位)に6-7(11)、4-6で敗れていた。それを踏まえてサバレンカは今大会に臨む上での並々ならぬ意欲をこう示した。
「ここでタイトルを獲得することは、私にとってとても意味のあるものになるはず。2023年の決勝でエレーナに負けた試合はとても厳しい内容だった。あの時は自滅してしまったと思う。アンフォーストエラーを多く犯し、試合の流れを相手に渡してしまった。それでもインディアンウェルズでは素晴らしい経験をしたから、ずっとこの大会で優勝したいと思っていた。あの美しいトロフィーを自宅に飾れたら最高だなと思う」
なおサバレンカはシード勢のため1回戦は免除。初戦となる2回戦ではアナ・ブリンコワ(ロシア/同82位)とマッカートニー・ケスラー(アメリカ/同48位)による1回戦の勝者と対戦する。
文●中村光佑
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