専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

米西海岸で初開催されるレーバーカップにフェデラーが期待感!「きっとテニスを温かく迎えてくれる」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.04.16

昨年のレーバーカップを観戦に訪れたフェデラー氏(左)。栄冠は3年ぶりに欧州選抜が手にした(右)。レジェンドは「チームの一体感」がこの大会の最大の魅力と語る。(C)Getty Images

昨年のレーバーカップを観戦に訪れたフェデラー氏(左)。栄冠は3年ぶりに欧州選抜が手にした(右)。レジェンドは「チームの一体感」がこの大会の最大の魅力と語る。(C)Getty Images

 今秋、男子テニスの団体戦「レーバーカップ」(9月19日~21日)がアメリカ西海岸で初めて開催される。第8回大会を約半年後に控えた4月上旬、過去に4度出場したロジャー・フェデラー氏(スイス)が、今大会に寄せる期待を語った。

 フェデラー氏が姿を現したのは、米ジョージア州の名門オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブだ。ゴルフのマスターズ・トーナメント開催に合わせて現地を訪れた際、『ユーロスポーツ』のインタビューに応じた。

「レーバーカップがアメリカに戻ってくるのは、いつだって素晴らしい。今度はサンフランシスコでの開催だ」

 チーム・ヨーロッパとチーム・ワールドが対戦する「レーバーカップ」は、2017年にフェデラー氏らの呼び掛けで誕生。開催地も欧州と北米で交互に選ばれる。今回は18年のシカゴ、21年のボストンに続くアメリカ開催で、舞台はNBAゴールデンステート・ウォリアーズの本拠地「チェイス・センター」だ。

「素晴らしいアリーナだ。私もウォリアーズの試合を見に行ったことがあるが、とても良い雰囲気だった。今年もプレーできたら良かったけど、もうそんな時代は終わったね。

 チケットの売れ行きも好調と聞いているし、ベイエリアはきっとテニスを温かく迎えてくれるはずだ。これまで観戦機会が少なかった地域に、世界最高の選手たちが集まる。本当に楽しみだよ。昨年のベルリン大会は大成功を収め、私も現地で最高の時間を過ごした。サンフランシスコもきっと同じように成功するだろう」
 
 レジェンドは「レーバーカップ」ならではの魅力についても熱く語った。印象的な黒いハードコートによる視覚的効果だけが特別なのではない。

「黒いコートが雰囲気を盛り上げ、ブランドイメージも素晴らしい。でも、何より特別なのはチームの一体感だ。様々な国の選手たちが1つになり、私にとってテニス界で最もインスピレーションを与えてくれる人物の1人、ロッド・レーバーのためにプレーするんだから。

 選手たちはキャプテンから多くを学び、テニスの歴史を受け入れるといい。この大会は彼らの思考を刺激し、輝かせ、学ぶ絶好の機会になると思う。それは、翌週からのツアーにも生きてくるだろう」

 なお、今大会から両軍のキャプテン陣が刷新されている。チーム・ヨーロッパの指揮を執るのはヤニック・ノア(フランス)でティム・ヘンマン(イギリス)が副キャプテンに就任。対するチーム・ワールドはアンドレ・アガシ(アメリカ)がキャプテンとなりパトリック・ラフター(オーストラリア)がそれを補佐する。

 また、出場選手のうち5名がすでに決定。ヨーロッパからカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク2位)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)。ワールドからはテイラー・フリッツ(アメリカ/同4位)、ベン・シェルトン(アメリカ/同15位)に加え、新たにトミー・ポール(アメリカ/同12位)もエントリーしている。

構成●スマッシュ編集部

【動画】アルカラス対シェルトン他、2024年「レーバーカップ」厳選ハイライト

【関連記事】男子テニスのトップ選手が繰り広げる団体戦「レーバーカップ」!見えてきた2025年大会の豪華な顔ぶれ<SMASH>

【関連記事】レーバー杯を訪れたフェデラーが明かした少年アルカラスとの面はゆいエピソード。「今週、カルロスに謝れるよ」<SMASH>
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号