オーストラリアの森林火災の被害支援のために、プロテニスプレーヤーの藤原里華が発起人となったチャリティーイベント、「Japan Tennis Players Act」が、２月１日土曜日に開催された。

　藤原の「大切な友人の祖国を、そして日本の震災時にサポートしてくれた選手仲間を、今度は私たちがサポートをする時だと思います」との思いに、109名の日本人テニス選手が賛同。オークションの用品や、イベント参加者のための抽選グッズを提供した。

　2時間のテニスレッスンには40名が参加。12名のプロと一緒にテニスを楽しんだ。参加者の中には、「昔オーストラリアに住んでいたので、すごく身近に感じていた問題でした」「娘がオーストラリアにいたので、何かしたいと思っていました」「今までこういう選手とのイベントには参加したことがありませんでしたが、今回はチャリティーなので参加を決めました」という人がおり、「何かをしたい」と思っている気持ちを行動に変えられる良い機会だったようだ。
  　レッスン後は、さらに参加者40人が加わり、杉山愛さんと藤原里華のトークイベント、チャリティーオークションや抽選会が行なわれた。杉山さんは、「森林火災はよく起きますが、今回はいつになく大きいです。知り合いもたくさんオーストラリアに住んでいて、何かできることはないかと思っていたので、参加させていただきました」と挨拶。

　そしてトークショーの後に、杉山さんが持参したラケットから、チャリティーオークションがスタート。１万5000円から始まり、５万3000円で落札。　落札したのは大学生の長田夏実さん。「商品も豪華だけど、オーストラリアの復興に役立ってもらえればと思って、バイト代をつぎ込みました！」自身も来週から１カ月、オーストラリア留学に行くとのこと。

　最も高額になったのは、錦織圭のサイン入りウェア＆ラケット＆色紙の３点セット。なんと25万円で落札された。