チャリティーに賛同した選手が多かったため、抽選会では協賛商品として集まったプレゼントをほとんどの参加者が獲得。ラケットやシューズをもらえた人もおり、喜びの表情を見せた。

　このイベントは、スタッフも、参加した選手も全員ボランティア。発起人である藤原は、発案から開催日までの約２週間、チャリティを成功させるために奔走した。多くの人の力を借り、多くの参加者が集まり、「感謝しかありません」と、感無量の様子だった。

　個人的に寄付をしたり、被災地に行くことはあっても、チャリティーイベントを企画したことはなかったという藤原は、「何かをする時、１人よりも集まって助けられた方がパワーアップすると思いました。つながることで人間は成長すると思っています」と手応えを感じていた。
  　このイベントで、寄付金は83万9500円(オークションと当日の寄付の合計。参加費はまだ含まれていない）に上った。今後の寄付は「Japan Tennis Player Act」のサイトから、２月29日まで受け付けている。
https://japantennisact-donation.peatix.com

文●赤松恵珠子（スマッシュ編集部）